旅 九州 2023春

春の九州をバイクで巡る旅、雄大な阿蘇山、桜島、普賢岳の火山と美しい海の風景など、自然を肌で感じる旅になりました。

内容の項目

旅 九州 2023 春 の計画

九四フェリーで四国愛媛県から九州大分県に入りました。

大まかな計画は、

  1. 阿蘇山の火口を覗きたい
  2. 日本本土の最南端に行きたい
  3. 雲仙・普賢岳を体感したい
  4. 五島列島の景色を堪能したい(天候と時間的な余裕が不足したので、今回は断念した。)

期間は、ゴールデンウイーク後から梅雨が始まるまでに帰宅する予定。

いつもの、いい加減なプランで旅を始めました。

大分県

四国 愛媛県から九四フェリーで九州 大分県、佐賀関港に上陸し、先に熊本県の阿蘇に行くことにしました。

九四フェリーのメリットは安いこと、
デメリットは、やはり四国側の佐田岬の端の方まで陸移動しなければならないこと、だが、道路は悪くない。

  • 四国側 三崎港(愛媛県西宇和郡伊方町三崎1700-2)
  • 九州側 佐賀関港(大分県大分市佐賀関太田750-6)

 

フェリー乗り場では、韓国からきた数人のライダーに声をかけられ、四国を走ってきたと聞かされて「へぇー!すごいね。」と感心しました。
スマートフォンがあるおかげですとは、言っていましたが。

九四フェリーについて

佐賀関港 – 三崎港( 31km、片道所要時間 1時間10分)
本航路は、佐田岬半島と佐賀関半島との間の豊予海峡を横断し、九州と四国とを最短距離・時間で結んでいる。

※国道九四フェリー 三崎港(四国愛媛県佐田岬)・佐賀関港(九州大分県)

車両を運ぶ場合は、バイクは1便あたり最大5台なので、ネットによる事前予約が確実です。(前日の23:00までに)

ちなみに、今回の自動二輪750cc未満の料金は、2,200円+1200円=3400円 でした。

インターネット予約や事前決済で数%の割引が適用されます。

出航時間の30分前までにフェリー乗り場に行く。

国道九四フェリーのサイトリンク

九州最東端 鶴御崎

九州最東端の地、鶴御岬(つるみみさき)について、

九州最東端に位置する鶴御崎自然公園。 海抜200mの絶壁に鶴御埼灯台があります。
鶴御埼灯台は昭和56年(1981年)に完成、点灯しました。
戦時中には要塞としての役目を果たすため砲台や壕が作られ、今でも遺跡としてわずかに残っています。

望楼、ぼうろう、とは、遠くを見渡すためのやぐら
鶴御崎海軍望楼は、明治27年(1984年)に設置されたものだそうです。

鶴御崎

鶴御崎 大分県

九龍最東端の鶴御崎は、人の少ないのどかなで眺めの良い岬でした。旧海軍望楼跡を利用して鶴御埼灯台が設置されている。

中岳キャンプ場

大分県、今回お世話になった無料キャンプ場は、「中岳キャンプ場」です。
受付等はなく、川沿いのテント場は乗り入れできないが、駐車場のすぐ隣にある。
トイレ、水場は綺麗でした。
案内標識が少ないので、ナビがないと辿り着けないかもしれません。

一緒になったCB750のおじさんが、普通に辿り着けなかったとおっしゃっていました。

熊本県

絶景阿蘇

ミルクロード・大観峰

熊本県道45号の阿蘇山の外輪山はミルクロードと呼ばれる絶景道路となっています。

緩やかなワインディングロードでカルデラの外輪山の高い部分の道路があり、その周辺は牧草地帯になっているので背の高い木が、ほとんどないので、見通しが良く、とても眺めが良いのが特徴です。

特に、大観峰からの眺めは、手前に阿蘇の街が見え、その奥に阿蘇山がある風景は、日本屈指の絶景といえるでしょう。

阿蘇山中岳火口

阿蘇中岳の火口を覗くには、阿蘇 山上広場から「阿蘇山公園有料道路」 使用料 単車 200円 で中岳火口展望所に登るのが良いでしょう。
営業時間は、午前8時30分〜午後6時まで
時間外は、ゲートで閉められていました。

景色を楽しみながら徒歩で登っている方もおられました。

仙酔峡

仙酔峡は、高岳、中岳火口を見ることができる登山、ハイキングコースの起点のようです。
仙酔峡の駐車場までの道路から眺める景色も良いので、阿蘇に行ったら一度立ち寄ると良いでしょう。

グリーンロード周辺

南阿蘇には、グリーンロードと呼ばれる、地蔵峠を越えて熊本市内方面に抜ける道路があります。
峠越えの道路なので、景色の良いのは南阿蘇から峠までの一部の区間です。

ワインディングロードは、比較的気持ちよく走れると思います。

今回は、250ccオフロードバイクだったので、小さな脇道にも侵入してみました。

地獄峠の展望岩

地蔵峠の展望岩 熊本県

南阿蘇のグリーンロードから分岐する小さい道を進んで行く「地蔵峠の展望岩」からの眺望は素敵です。

阿蘇坊中野営場

阿蘇坊中野営場は、有料のキャンプ場です。
管理費とテントのみ1000円/一泊で、今回は雨をしのぐために、3泊しました。
阿蘇山の中腹くらいに位置しているキャンプ場なので、あそパノラマラインから短時間で草千里に行けるところが最高です。

宮崎県

日向岬展望台

馬ヶ背展望所 スケルッチャ!

日向岬展望台は、溶岩等がが流れてきて、冷え固まるときに摂理となった地形と考えます。

駐車場から展望台まで、少し徒歩で行く必要がありますが、

エメラルドグリーンの綺麗な海の色と、険しい柱状節理の岩が面白いですね。
スケルッチャは、床が透明ガラスになっている展望台も良かったです。

日向岬

日向岬 九州 宮崎県

日豊海岸国定公園の美しいリアス式海岸の代表の日向岬は、10分くらい歩いて行く見晴らしの良い岬です。

猪崎鼻公園

猪崎鼻の堆積構造

猪崎鼻の堆積構造 宮崎県

猪崎鼻は,宮崎県南部の日南市にある日南層群とよばれる砂岩泥岩互層が露出する.多種多様な堆積構造・生痕化石が見られる貴重な場所です。

猪崎鼻公園とキャンプ場

宮崎県にある無料キャンプ場です。
海岸の高台にありますが、木に囲まれているので、風は通らないので、テントが結露しやすいですが、静かで良いキャンプ場でした。

地元のおじさん、そして、愛媛県の若者とお話しさせていただきました。

鹿児島県

桜島

桜島は現在(2023年)でも火山活動を継続している活火山です。

火山から数キロのところに鹿児島の市街地があるのもすごいことですね。

桜島の外周路を一周しましたが、埋没した鳥居があったりして、活火山の近くの住民は、すごい度胸だなと感じました。

国道220号 桜島 鹿児島県

桜島 鹿児島県

桜島は九州鹿児島にある活火山。かつては島だったが、1914 年の噴火により、大隅半島と陸続きになった。

佐多岬/日本本土最南端

鹿児島県・大隅半島にある、日本本土最南端の地である佐多岬(さたみさき)は、日本を旅するライダー・人間としては、押さえておきたい地点です。

佐多岬(さたみさき)は、四国の西の端は、佐田岬(さだみさき)と濁点のみ異なるだけで発音がよく似ているので間違えないように。

展望台までは、アップダウンした歩道を歩くのは大変ですが、眺めはとても良かったです。
この時は少し曇っていたのですが、空気の透明度が良ければ、屋久島や種子島を望むこともできるようです。

佐多岬野営場

佐多岬野営場

鹿児島県の佐多岬の近くにあるよく整備された無料キャンプ場です。

佐多岬野営場は、無料キャンプ場の中でも最高にきれいな芝生のキャンプ場でした。

できてまだ新しいみたいで、バイクや車の乗り入れはできませんが、サイトの中に道路が通っています。
テント場の近くで荷物をおろして、車は駐車場に停めれば良いのだと思います。

このキャンプ場は、元々、小学校の跡地だったと、通りすがりの地元のおばちゃんから聞きました。

大隅半島から薩摩半島へ

大隅半島から薩摩半島へ移動するのに陸路を使うコースは霧島を経由するので、結構な時間を要します。
ガソリン代金や宿泊費を考えるとコスト的にもフェーリーを使って、海を渡った方が安いし、それに大きく時短になります。
ちょっと調べてみると、南側から

  1. フェリーなんきゅう(山川・根占)
  2. 鴨池・垂水フェリー(鴨池・垂水)
  3. 桜島フェリー(鹿児島・鹿児島)

あって、

佐多岬から行くのであれば、少し運賃は高いが、根占(ねじめ)からフェリーなんきゅうに乗るのが良いだろう。(ただし、波が高いときはバイクの乗船を断られるので注意が必要です)

フェリーなんきゅう

フェリーなんきゅう (山川・根占フェリー)根占港

1800円

9:00 11:00. 

乗船時間50分程度

今回は波が高いらしく、バイクの乗船を断られました。

鴨池・垂水フェリー

鴨池・垂水フェリー(鴨池・垂水)

1日約20便くらいと多い

料金は、バイク250ccで1000円以下だった。(忘れた)

フェリー乗り場の入り口の料金所を通過するときに、お金を払うだけで手続きが完了するので、車検証の提出等の面倒な手続きは不要でした。
good!

開聞岳

開聞岳(かいもんだけ)は阿多南部カルデラに属している円錐形の成層火山のようです。

カルデラ内には池田湖と鰻池がカルデラ湖の一部としてあります。

長崎鼻の玄武岩や日本JR最南の駅 西大山駅があるので、鉄道に興味のある方は、見逃さないようにしましょう。(余計なお世話かも、バイクで来ているライダーを数名みた)

開聞岳を見ながら周辺を散策してみた。

40数年前とは、山の形が変わったのだろうか?
と感じてしまった。

開聞岳

開聞岳 鹿児島県

開聞岳(かいもんだけ)は円錐形の山容から薩摩富士とも呼ばれる。実は、隠れた巨大カルデラの新しい活動よって生まれた火山であった。

長崎鼻から国道226号

薩摩半島の南に面した海岸は、ゴツゴツした岩と小さな島が点在する、綺麗な海の風景が続く。

展望台もいくつかあって、晴れた日に行くと気持ちいいと思います。

鹿児島県長崎鼻

長崎鼻 鹿児島

鹿児島薩摩半島の突端にある長崎鼻には、薩摩長崎鼻灯台があります。溶岩が冷え固まった海岸線と開聞岳の全景が綺麗に見える。

枕崎

火の神公園

火の神公園は、景色の良い海岸線の公園にあるキャンプ場

無料で、防風林のサイトで、海に近い場所は芝生になります。
人気があるみたいなので、平日でもキャンプしている人は多かったです。

甑島(こしきじま)

鹿児島県は、2日間、小雨の予報なので、晴れる予報の甑島に、逃げることにしました。

串木野から里港(甑島)まで、フェリーで、

里港に到着したら、小雨でした。(予想外)

甑島は、上中下の3島に別れていて、それぞれが二つ橋(鹿の子大橋・甑大橋)で結ばれています。

甑島は別記事で書きましたので興味のある方は見てやってください。

甑島

甑島 鹿児島県

3+1つの島がで繋がれた甑島(こしきしま)の魅力はズバリ海と堆積岩と島を繋ぐ綺麗なブリッジだろう。

熊本県天草

長島から天草へフェリーで移動しました。

三和商船 蔵之元フェリー乗り場1500円くらい 牛深港へ

天草

天草下島

竜洞山みどりの村

◎竜洞山みどりの村でキャンプをしました。
日没ギリギリだったので、牛深港から竜洞山まで急いでいきましたが、意外と曲がりくねった狭い道路だったのが記憶に残っています。

翌日は、一旦牛深に戻って、

天草は、今回じっくりと回ることができませんでしたが、異国のような教会のある風景、小さくて点在する漁港の風景、開発途上の西側の海岸線の風景など、魅力がいっぱいでした。

大江天主堂(熊本県)

大江教会 長崎県天草

大江天主堂は、長崎県天草町大江の丘に建つロマネスク様式のとても美しい白い教会です。地元の愛を感じます。

長崎県

フェリーで島鉄観光㈱鬼池港(天草)ー口之津(島原)に移動しました。

料金は、1340円(250ccバイクの場合)

島原半島

雲仙市

白浜キャンプ場

宿泊地は、白浜キャンプ場 無料

砂浜の松林の中にテントを張るスタイルでした。
乗り入れは禁止、本来の駐車場の場所は不明でしたが、この日の駐車は、バイク4台だったので、入り口の駐車スペースに置かせてもらいました。

カナダから来た自転車2人組、ドイツから来た徒歩の男性、さらに、ホンダスーパーカブの3人の男性(うち2人は外人)と少し会話しました。
日本のキャンプ場で、外国人の人と会話するのは、今回で3度目ですが、みんないい人ばかりですね。

仁田峠循環道路案内所で100円をポスト?に入れて 棚田展望台へ行きました。

仁田峠循環道路は一方通行に制限されていたので、対向車に気を使うことがないのが良かったです。

眺めは良いのですが、すこし霞んでいたのが惜しかったです。

長崎半島

天気予報通り、長崎半島は今にも雨が降り出しそうな曇り空でした。

お決まりの、灯台岬巡りをして、少しぼやけているが、軍艦島を眺めて、退散です。

長崎半島の行き帰りは、Googleマップでは長崎市内を通行させられて、たくさんのクルマと渋滞にうんざりしました。

基本的に、市街地走行は嫌いです。

平戸島と生月島

3日後に九州北部は大雨の予報です。

雨を避けるために、あと一泊して九州を脱出しようと考えていました。

行き先は、遠いですが、平戸島方面に決定!

大バエ灯台

大バエ灯台 長崎県生月島

大バエ灯台・大碆鼻灯台(おおばえはなとうだい)は、長崎県平戸市の生月島北端にある白亜の灯台。約80 mの大バエ断崖の上に建つ。

隠居岳公園 キャンプ場

平戸島周辺で適当なキャンプ場が見つからなかったので、だいぶん遠いが、隠居岳公園 キャンプ場 無料(佐世保市)で一泊しました。

山の上の方にある静かなところで、少し狭いですが、キャンプされていたみなさんのマナーが良いのでぐっすりと眠れました。

スマートフォンのナビがなければ辿り着けないかも。

九州から脱出

今後の天候を考えると、3日後からしばらく天候が崩れることになっていました。

雨天を避けたいので、丸一日、高速道路を使用せずに、移動に徹して、長崎県佐世保市から福岡県経由で山口県に移動しました。

九州の旅は、ここまでです。

九州一周の旅の感想

四国の佐田岬から九州の佐賀関港に入ってから門司から本州に抜けるまでの15日間、の旅でした。

小雨には遭いましたが、大きな天候の崩れた時は、テントで過ごし、バイクの敵である雨天をうまく避けて動けたと思っています。
雨でキャンプ場から移動できなかったのは、阿蘇で3連泊、佐多岬で2連泊だけで、比較的、雨を避けて移動できたのではないかと思います。

しかし、最大の目的であった、五島列島に行けなかったのが、大きな心残りでした。

というのは、5月のゴールデンウイーク明けに出発し、雨季に入るまでに帰宅する計画だったので、思ったよりも梅雨入りが早かったのと、無謀なプランの旅だった所為(タメ)でもある。

まあ、五島列島は来年の目標と考えれば、良いだけですが、

九州の感想は、やはり、東北や北海道に比べると、何もかもが活発で人間の気持ちの熱い地域に感じました。
また、甑島では、外部の人間を受け入れる体制ができていないと感じるが、島の人は基本的に優しくいい人ばかりのように感じました。

さらに、長崎あたりでは、海外からのツーリストが多いなと思いました。
それと、大型バイクでツーリングしている年齢層は、自分と同じ60代であることも、少しの違和感を感じたけれど、

でも、海外の人と簡単な会話したり、同年代のライダーとたわいもないことを話したり、カブで旅している人と励ましあったりしながらの九州の旅でした。

反省点は、もっと余裕のある日程で、ゆったりと旅をしたかったなぁ!

また、九州に行けるといいなぁ。

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