須佐ホルンフェルス

須佐のホルンフェルスは見事な変性岩の断層が見られます。波がおだやかな時には海岸まで歩くことができます。

ホルンフェルスとは

ホルンフェルス(hornfels)は変成岩の一種。
マグマが貫入した周りの熱によって変成(接触変成作用)し形成される。
簡単に説明すると接触変成岩ということになる。

語原は、ドイツ語のHorn(角)とFelsen(崖・岩石)から「固い岩石」という意味らしい。

須佐湾にある断層(山口県)

北長門海岸国定公園内にある、須佐湾でみられる縞模様の断層面は、須佐ホルンフェルスと呼ばれています。
海底に堆積した砂泥互層に、高温の火成岩体(高山はんれい岩)が貫入し、その熱で変成作用を受けてできたものです。
須佐ホルンフェルスは、約1500万年前のマグマの熱の影響を受けて誕生したそうです。

灰白色と黒色の縞模様をなす雄大な様子は、一見の価値があると思います。

※須佐の地名は須佐之男命 (すさのおのみこと) の伝説が由来といわれている。

須佐のホルンフェルスは山口県萩市に位置する

〒759-3411 山口県萩市須佐高山 北海岸

国道191号を国道325号に分岐してすぐに県道305号に折れる。
305号は細い道路です。
しばらく行くと、佐須ホルンフェルスへの分岐があって、狭い道路を行くと海が見えるところまで行くと「萩市役所 須佐海苔石休憩所つわぶきの館」と駐車場がある。

駐車場から道路を渡って、畳岩まで歩道がつながっている。

須佐のホルンフェルス フォトギャラリー

無料駐車場から遊歩道(約500m)があり、断崖下まで降りることができます。(駐車場より徒歩8分)
※岩場は足元が悪いのでご注意ください。

しま模様に刻まれた日本海の記録

日本海は約2,500万〜1,500万年前にユーラシア大陸の東端が裂けてできました。
当時の海底には砂や泥が堆積し、マグマがそれを貫いて海底火山が活動していました。目の前に広がる地層がその激動の歴史を伝えてくれています。

「畳岩」は、砂岩や頁岩層からなる須佐層群が堆積したあと、約1,500万年前にその層を高温の火成岩体 (マグマ) が貫入し、熱作用により変成岩 (接触変成岩) に変化したもの。 角張った破面で割れることから「角石」という意味のドイツ語「ホルンフェルス」と言われて来た。 「畳岩」は標高40m超の海食崖に顕れた岩石露頭で、亀裂が多いという特徴がある。 大きな岩塊が海中の随所に存在するが、これは「畳岩」の岩壁が亀裂により剥離・崩壊した結果である。

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