四国カルスト 天空道
四国カルストは、愛媛と高知の県境にある標高が1400m石灰岩の山。見晴らしの良い天空道路の県道383号は一生に一度は走ってみたい。
四国カルスト(高知県)について
四国地方には、吉野川上流域に位置する四国カルストという大規模なカルスト地形が存在しています。四国カルストは、約250万年前から200万年前にかけて形成された地形で、石灰岩や泥灰岩、石英砂岩、凝灰岩などの地層が織り成す地形です。
四国カルストは、洞穴やドリーネ、河川、湖沼、台地、崖など、様々な地形が見られることで知られています。特に、ドリーネはカルスト地形の代表的な地形であり、四国カルストには日本最大級のドリーネである椿大穴や、円空院の龍穴、東屋根山の龍王穴など多くのドリーネが存在しています。また、四国カルストは日本有数の鍾乳洞群を有しており、大窪鍾乳洞や白滝鍾乳洞、川北鍾乳洞などが有名です。
四国カルストの地下水は、豊富かつ良質であり、吉野川流域の農業や飲料水などに利用されています。また、四国カルストは独自の自然環境を持っており、多くの野生動植物が生息しています。四国カルストでは、特に環境省が指定した四国カルストの重要生物多様性地域には、数多くの希少種が生息していることが確認されています。
最近では、四国カルストの観光地化が進み、多くの人々が四国カルストを訪れるようになっています。四国カルストは、日本が誇る自然遺産の一つとして、今後も多くの人々に親しまれることでしょう。Chat GPT
ちなみに、カルストとは
カルストという学術用語は,岩石を意味するクルスまたはクラスというスラブ語のドイツ語化
ユーゴスラビア北西部の石灰岩地域の地方名カルストに由来している
日本三大カルストのひとつ
東西約25kmにおよぶカルスト台地で、日本三大カルスト※のひとつです。
四国カルストは、3つの中では最も標高の高い場所にあり、高原の雄大な景色や珍しい高原植物を楽しむことができます。
白い岩肌の石灰岩、緑の草原、放牧された牛たちが織りなす牧歌的な風景は「日本のスイス」とも称され、訪れる人々を癒してくれます。
晴れた日にはどこまでも続く四国連山が一望でき、雲の上の大パノラマが広がります。
※秋吉台(山口県)、平尾台(福岡県)四国カルスト(愛媛県・高知県の県境)
愛媛県と高知県の県境の尾根沿いに広がる四国カルスト。
標高1,000m~1,500mの高地からの眺めは絶景で、このカルスト台地を縦断するように通る県道383号(四国カルスト公園縦断線)は絶好のドライブ&ツーリングルートになっています。
カルスト特有の白い岩肌の石灰岩が点在する大草原と遠くに連なる山々の稜線と姫鶴牧場では、牛が放牧されていました。
牧場の近くには姫鶴平キャンプ場が併設されているので、天候の良い時にはキャンプを楽しむことができるでしょう。
360度の大パノラマを楽しむ絶景ドライブへ出かけましょう。

地質図
四国カルストと地質図を表示させてみた。
高知県の地域には、主に海洋プレートが大陸プレートに沈み込むことによって形成された付加体や変成岩が広く分布するそうです。
つまり、海に堆積した土砂等で作られていることになります。
石灰岩は、海の中の大量の珊瑚(サンゴ)礁で作られたカルシウムが堆積したものだそうです。
四国カルストの西方には、鳥形山石灰岩採石場で石灰岩が採掘されていて山肌が白くなっています。(石灰はサンゴと同じなので基本的には白色です)
四国カルスト道のフォトギャラリー
〒791-1802 愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷
四国カルスト 天空道(高知県)
四国カルスト 天空道
姫鶴平(めずるだいら)
地芳峠(じよしとうげ)