四国カルストについて
四国カルスト(しこくカルスト)は、愛媛県と高知県との県境にあるカルスト台地。標高は約1,400m、東西の幅は約25km。
西から大野ヶ原、姫鶴平(めづるだいら)、五段高原、天狗高原まで、なだらかな山肌には、夏は緑の草原、秋はススキが一面に広がり、一年を通して四季を楽しむことができる。浸食作用で地表に露出した石灰岩が点在している。乳牛の放牧地帯としても有名で、多くの牛が放牧され、カルスト特有の風景をさらに牧歌的にし、多くの人々が訪れる観光地となっている。wikipedia
ちなみに、カルストとは
カルストという学術用語は,岩石を意味するクルスまたはクラスというスラブ語のドイツ語化.。
ユーゴスラビア北西部の石灰岩地域の地方名カルストに由来している
日本三大カルストのひとつ
日本三大カルストといえば、秋吉台(山口県)、平尾台(福岡県)四国カルスト(愛媛県・高知県の県境)です。
四国カルストは、東西約25kmにおよぶカルスト台地で、日本三大カルストのひとつとなります。
3つの中では最も標高の高い場所にあり、高原の雄大な景色や珍しい高原植物を楽しむことができます。
白い岩肌の石灰岩、緑の草原、放牧された牛たちが織りなす牧歌的な風景は「日本のスイス」とも称され、訪れる人々を癒してくれます。
晴れた日にはどこまでも続く四国連山が一望でき、雲の上の大パノラマが広がります。
位置
天狗高原: 高知県高岡郡津野町芳生野
四国カルスト: 愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷
姫鶴平キャンプ場: 愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷 姫鶴平8109
愛媛県と高知県の県境の尾根沿いに広がる四国カルスト。
標高1,000m~1,500mの高地からの眺めは絶景で、このカルスト台地を縦断するように通る県道383号(四国カルスト公園縦断線)は絶好のドライブ&ツーリングルートになっています。
カルスト特有の白い岩肌の石灰岩が点在する大草原と遠くに連なる山々の稜線と姫鶴牧場では、牛が放牧されていました。
牧場の近くには姫鶴平キャンプ場が併設されているので、天候の良い時にはキャンプを楽しむことができるでしょう。
360度の大パノラマを楽しむ絶景ドライブへ出かけましょう。
四国カルスト道のフォトギャラリー
姫鶴平(めずるだいら)
地芳峠(じよしとうげ)
地質図
四国カルストと地質図を表示させてみた。
高知県の地域には、主に海洋プレートが大陸プレートに沈み込むことによって形成された付加体や変成岩が広く分布するそうです。
つまり、カルスト大地の石灰岩も、海に堆積した土砂等で作られていることになります。
石灰岩は、海の中の大量の珊瑚(サンゴ)礁で作られたカルシウムが堆積したものだそうです。
四国カルストの西方には、鳥形山石灰岩採石場で石灰岩が採掘されていて山肌が白くなっていますがカルスト台地の層と同じものと想像できます。(石灰はサンゴと同じなので基本的には白色です)
姫鶴平キャンプ場
四国カルストの姫鶴平キャンプ場
<住所>
「姫鶴平(めづるだいら)キャンプ場」
〒791-1802 愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷8117番地
- 姫鶴荘にて受付(時間外はポストへ)
- 低料金
- トイレが遠い
- 標高が高いので寒さ対策は必要 標高1400m
- 買い物は予め済ませること
近くの眺めの良さげなところ
源氏ヶ駄場下 駐車場
この駐車場に停めて、源氏ヶ駄場下から見る360度パノラマまで、400メートルくらい歩こう。
鳥形山森林植物公園
日本一の石灰の露天掘り鳥形山の石灰石鉱山の展望台に徒歩で行くことが出来ます。