三国峠 北海道 国道最高点

三国峠は、上川郡上川町と河東郡上士幌町の境にある国道273号の峠で、北海道の国道の中で最も高1,139mです。

内容の項目

三国峠(北海道)

三国峠(みくにとうげ)大雪山国立公園内にあり、北海道の国道最高点となるところの標高は1,139 mである。 周囲はトドマツやエゾマツの樹海が広がっており、9月下旬から10月上旬にかけて黄葉景色を楽しむことができる。 上川方面は大雪山・大雪ダム(大雪湖)・層雲峡・層雲峡温泉などが、上士幌方面は幌加温泉・糠平ダム(糠平湖)・タウシュベツ川橋梁・ぬかびら温泉などの観光地がある。 北の大雪湖から三国峠を挟んで南の上士幌町三股までの間の国道273号沿いに人家は一軒もなく、エゾシカやキタキツネ、エゾヒグマが生息する大雪山地の原生林が広がる。

位置

〒080-1401 北海道河東郡上士幌町三股

大雪山国立公園、旭岳の東側のやや南に位置する。
本来の峠は、トンネル・三国峠隧道の上側に位置する。

三国峠地図

三国峠

三国峠展望台

国道273号の最高点付近は、カルデラの外輪山にあたる。
北海道の国道では最も高い標高1,139mの三国峠から見下ろす大樹海は、約100万年前の大噴火で形成された十勝三股カルデラ(とかちみつまたカルデラ)です。
東大雪の山々に囲まれたその地には現在、針葉樹と紅葉樹の混交林が広がり、美しい景観をつくっています。かつて中心地には、旧国鉄士幌線の終着駅と集落がありました。木材の積み出し基地として栄え、1960年(昭和35年)には2000人を超える人々が暮らしていたといいます。

※ 北海道の国道の中で一番標高の高い峠(標高1,139m)です。

三国峠展望台では、写真ではうまく表現できない、スケールの大きな、素敵な風景を見せてくれました。
これらの写真は5月中旬です。

松見大橋

松見大橋
松見大橋 三国峠は十勝三股カルデラの北の外輪山にある。
三国峠 北海道 国道最高点

美しく緩やかなS字カーブを描く松見大橋は、橋長330m、高さ30mの1988(昭和63)年に完成した。
この時は、この橋を眺めるために、道路脇に展望スペースが設けられていました。

十勝三股カルデラ

十勝三股カルデラはいつ頃できたのか

十勝三股カルデラは、現在の北海道大雪山国立公園内に位置し、約100万年前に起きた大規模な噴火によってできた巨大な陥没地形です。

十勝三股カルデラの地質図

十勝三股カルデラの地質図
十勝三股カルデラの地質図で赤い円形のところが大体の外輪山かな

カルデラ中央は

当然ですが堆積岩
形成時代: 新生代 第四紀 後期更新世後期〜完新世
岩石: 扇状地・崖錐堆積物

周りの外輪山の部分は年代や地質が異なりますが火成岩ということになります。

カルデラの内部の枝分かれした肌色の部分は河川で

火成岩
形成時代: 新生代 第四紀 更新世 カラブリアン期
岩石: デイサイト・流紋岩 溶岩・火砕岩 

火成岩が露出しているみたいです。

デイサイトと流紋岩は、二酸化ケイ素(SiO₂)の含有量が、63~70%程度、70%以上の火山岩の違いで、二酸化ケイ素の含有量が多いほど、粘性が高くなり、流動性が小さくなります。

カラブリアン期は約180万年前から78.1万年前までの期間を指す、地質時代の一つです。

周辺情報

近くの観光地

幌加駅跡

士幌線の起点・帯広駅から69km、終点・十勝三股駅まで7kmの位置にあり1939年に開業。
1978年、糠平駅~十勝三股駅間18.6kmの列車運行が廃止され、バスによる代行運送に変わり、幌加の駅としての役割は終わった。

タウシュベツ展望台

タウシュベツ川橋梁は、旧国鉄士幌線の糠平ー幌加間に建設されましたが、1955年、糠平ダムの完成にともない、使われなくなりました。
糠平湖の水位によて見え隠れする「まぼろしの橋」と言われています。

近くのキャンプ場

国設ぬかびら野営場

北海道上士幌町

予約不要 350円 6月25日から

つつじ公園キャンプ場

〒091-0157 北海道北見市留辺蘂町温根湯温泉

無料 予約なし

北海道 道東の記事

硫黄山(アトサヌプリ)

硫黄山(アトサヌプリ)北海道

「アトサヌプリ」はアイヌ語で「裸の山」を意味し、地元では長年「硫黄山」の名でも親しまれており、噴気口を目の前で見ることができます。

呼人浦キャンプ場

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網走湖にある呼人浦キャンプ場(よびとうら)は、夕陽が綺麗な湖畔の無料キャンプ場です。無料なのによく管理されているので網走市には感謝。

シレパ岬

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尻羽岬(しれぱみさき)は、北海道釧路総合振興局釧路町にある岬で、アイヌ語のシレパは「地の頭の出ている岬」を意味する。

能取岬

能取岬 北海道網走市

能取岬(のとろみさき)オホーツク海と知床連山を眺望する景勝地。映画のロケ地としても知られている。白黒の灯台は牧場の牛を連想させます。

びぼろとうげ

美幌峠展望台 北海道

美幌峠(びぼろとうげ)は、国道243号の弟子屈町と美幌町の間にある。標高525mに位置する美幌峠展望台から屈斜路湖を一望できる。

アゼチ岬

アゼチの岬 北海道厚岸郡

アゼチの岬は琵琶瀬湾(びわせわん)に突き出た岬で、小島・ゴメ島・検暮帰島を望め、浜中湾の海岸線を見渡すことができます。

霧多布岬

霧多布岬(湯沸岬)北海道厚岸郡

霧多布岬(きりたっぷみさき)は霧多布湿原から陸繋砂州(トンボロ、浜中町)によって陸続きになった「湯沸(とうふつ)」島の先にある岬。

霧の摩周湖

摩周湖 北海道

摩周湖(ましゅうこ)は日本一透明度の高い水を湛えた素敵なカルデラ湖です。霧で隠れることの多いことでも有名です。

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