見附島 能登半島

見附島は、能登半島にある珪質泥岩の軍艦のような形状の小さな島です。美しい海と視界が良ければ背後に立山連峰を見ることができます。

石川県指定天然記念物及び名勝 見附島

島の形

見附島は標高29m、長径160m、短径50mの菱形(軍艦のような形)をしている。
標高29mは、5−6階建ての建物の高さかな。

地質は珪藻泥岩

地質は能登半島北東域に散在する新第三紀中新世後期(約1,100万年 〜 500万年前)の珪藻土(けいそうど)飯塚珪藻泥岩層の堆積構造を持つ。

植生

長年の風化・浸食作用によって、この特異な形状になった。植生は、タブノキ、モチノキ、ヤブツバキなどの照葉樹が多く、四季を通じて緑に覆われている。

名称の由来

見附島(みつけじま)昭和30年代までは東側壁から登ることができ、頂上に見附神社の間があった。
名称の由来は、加志渡良比古神あるいは証選師(空海)が海を渡って来た際に、この島を見つけて上陸したため見附島と呼ぶようになったという伝承がある。
形状が軍艦に似ることから「軍艦島」とも言われ、また月の名所でも知られており、「見月島」と記す文献もある。
見附島は、奥能登沿単の地形形成過程や植生を知るうえで重要な
学術的資料であり、石川県の代表的な景勝地である。

見附島の位置

見附島地図
見附島地図

見附島の写真

浜から見附島(みつけじま)には、石が並べられ波が穏やかな時には、健脚な方ならば島の下まで歩いていくことができます。

ちなみに、日本海側の浜の干潮ー満潮時の海面の上下動は少ない。

珪藻泥岩

珪藻土(けいそうど)

珪藻質泥岩とは、植物プランクトンの珪藻の殻が海底に降り積もることで地層になった岩石です。

珪藻は単細胞の小さな藻類です。
地球上に最も早く誕生した原生生物の一つです。

その成分は、石英(水晶)と同じ成分のシリカ(二酸化珪素:SiO )に富んでいます。

珪藻土の活用

”能登の珪藻土”として一般に知られているものは,七輪の原料などに利用されています。
珪藻土は、さまざまな形をした微小な珪藻の遺体を多量に含む珪藻泥岩のことで,その特徴は、微細な中空構造の珪藻殻を多く含むため、 高い断熱性を示し、 保温効果がきわめて高いので外部へ熱が伝わりません。

その理由は、主成分はガラスと同じ珪酸質でできており、表面は0.1~0.2ミクロンの無数の小さな孔をもつ超多孔質構造になっています。この孔が空気を含み、一般的なレンガに比べ軽く、断熱性や湿度調整能力が高いからです。

したがって、調理に珪藻土の器具を使うと、遠赤外線の放射率も高いので、 食材の旨みを引き出し、 燃料も節約できるという利点があります。

見附島の撮影ポイント

きれいに晴れて、風のない凪で、空気の透明度ができるだけ高い時が最高です。

見附島の背景に、遠くの山々立山連峰などがみられる時が良いと思います。
ヒントは、空気の透明度は、寒い時期の方が良い傾向があります。

この場合、南方向にカメラを向けることになるので、正午付近の時間帯は避けた方が良いかもしれません。

見附島シーサイドキャンプ場

営業期間は、4月下旬〜9月下旬

予約不要、有料で 1300円程度

受付 のとじ荘

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