仏ヶ浦(青森県 下北半島)
仏ヶ浦(ほとけがうら)は、青森県下北半島西岸の下北郡佐井村南部に所在する景勝地。古くは仏宇陀(ほとけうた、ほとけうだ)と称した。国の名勝および天然記念物に指定されている。
※下北半島(しもきたはんんとう)
概要
陸奥湾口の平舘海峡に面した峻険な海岸沿いに2キロメートル以上に亘り、奇異な形態の断崖・巨岩が連なる海蝕崖地形。
1500万年前に海底火山から噴出した火山灰が押し固められ、それが雨や波で削り取られて形成された。緑色凝灰岩を主とする。それぞれの奇勝には、浄土のイメージを重ねて「如来の首」「五百羅漢」「極楽浜」などの名が与えられている。90メートルを超える断崖もあるなど陸上から近付くのが困難な土地で、長らく地元民のみに知られる奇勝であった。
1934年(昭和9年)に青森県天然記念物、1941年(昭和16年)4月23日には「仏宇陀(仏ヶ浦)」として国の名勝および天然記念物に指定され、1968年(昭和43年)には下北半島国定公園の一部となった。更に1975年(昭和50年)には周辺の海域が仏ヶ浦海中公園に指定されている。1991年(平成3年)、観光船の接岸を目的に小規模な桟橋が建設された(仏ヶ浦港)。
wikipedia
位置
仏ヶ浦は、本州の北で青森県、下北半島に位置します。
〒039-4712 青森県佐井村
仏ヶ浦(青森県 下北半島) 写真ギャラリー
仏ヶ浦駐車場から急なくだりの階段を降りて約 15 分で海岸にたどり着く.
神社に詣りをして
へー! すげー! おもしれー!
圧巻の変わった形の緑がかった白い岩がエメラルドグリーンの海の色に映える.
仏ヶ浦は 極楽の磯 羅漢、如来が立ち並ぶ
佐井村 仏ヶ浦
緑色凝灰岩※(りょくしょくぎょうかいがん)の断崖が海風の侵食を受け、仏具仏像に似せた奇岩奇石を形造った.
一ツ仏、如来首、五百羅漢、極楽浜等、仏教にちなんだ名で呼ばれている。
周辺およそ2kmにわたって白緑色の凝灰岩が凄まじく立ち尽くしている様はまさに極楽浄土を思わせる. 大正11年大町桂月が訪れ、「神のわざ鬼の手づくり仏宇陀 人の世ならぬ此なりけり」と詠っている.
仏ヶ浦観光方法
徒歩で行く仏ヶ浦
下北半島の国道 338 号 通称 海峡ライン を西に向かってから北上していくと怪しい仏ヶ浦駐車場がある.
近道をしたいのならば、県道 46 号 カモシカラインでショートカットできます.
駐車場にクルマやバイクを置いて、100m 程度降って海岸に降り立つ.
往路の所要時間は約 15 分程度ですが、急な下り坂です.
復路の所要時間は約 20 – 25 分くらいだろうか.
急な登りの階段の途中に小さなベンチがあるので休み休み登った方が良いかもしれません.
遊覧船で行く、秘境「仏ヶ浦」
恐山を入場料 500円(2021年現在)で観光と温泉につかってから、佐井港の仏ヶ浦海上観光で船に乗って、海から仏ヶ浦を眺め、30分間海岸に上陸してみるのもいいですね!
仏ヶ浦定期観光線は、出航時間と往復1時間30分かかります.
料金は大人一人往復で2,500円
晴れていれば快適な船のショートトリップができますね.
詳しくは「仏ヶ浦海上観光」のサイトにてご確認ください.
仏ヶ浦とその周辺の素晴らしい地形を楽しむには、観光船で周遊し、仏ヶ浦に上陸するのが良いと思います.
海上から船で観光を楽しむのであれば、おすすめです.
緑色凝灰岩とは
緑色凝灰岩とは、グリーンタフ(英語: green tuff)と呼ばれ、凝灰岩のうち、緑色系統の色調を呈する物のことを指します。
概要
グリーンタフのグリーンは緑色を指し、タフとは火山灰が固まってできる凝灰岩を指します。
造山運動による変質作用によって生成された緑色を示す変成鉱物である。
ただし、一口に緑色とは言っても、緑色や緑白色や淡緑色など、産出場所によって、その色調には差も見られます。
グリーンタフが緑色を呈する理由は、岩石に含まれる輝石・角閃石などの造岩鉱物が、熱水の影響による変質により粘土鉱物の1種の緑泥石に変化したためである。
代表的な石材としては、次のような物があります。
- 大谷石
- 秋田県大館市で採掘されてきた十和田石
- 伊豆で採掘されてきた伊豆石(伊豆青石・伊豆若草石)
- 福井県で採掘されていた笏谷石
緑色凝灰岩は、主に海底火山の噴火によって形成されます。これらの噴火によって、溶岩が海底に流れ出し、急速に冷却されます。
この急速な冷却により、溶岩中の鉱物が急速に結晶化し、緑色凝灰岩が形成されます。
緑色凝灰岩は、主に緑色の鉱物であるクロロイトやエピドートなどから構成されています。これらの鉱物は、海水や地下水と反応して形成されます。
造山運動と分布
太平洋周辺などでは主に約2600万年前から約500万年前にかけて、グリーンタフ造山運動と呼ばれる造山運動が起きました。
このグリーンタフ造山運動は欧米などで一般的に知られていた造山運動とは異なる点(変動の期間や地層の厚さなど)があるため、グリーンタフ変動と呼ばれる場合もあります。
グリーンタフは日本列島以外に、アジア東部の大陸地殻の部分にも存在します。
グリーンタフ造山運動のエネルギーは約500万年前には、ほぼ尽きたとされています。
日本の秋田県や新潟県など、その名残と考えられる活動が存在する地域もある。
キャンプ場
大間崎キャンプ場
芝生で車両の乗り入れ禁止の無料キャンプ場です。
大間崎キャンプ場を利用される方は、大間から北海道函館に連絡するフェリーを利用する方が多いと聞きました。
仏ヶ浦からは、少し離れているが、
大間崎の岬の近くの民家に囲まれた駐車場と芝生のサイト。
火器厳禁なので、芝生では焚き火はおろかストーブの使用を禁止しています。
ドア付きの調理施設で食事をつくりましょう。
近くの店で冷凍でない美味いマグロを食うっても良いしね。