礼文島の旅 北海道

礼文島は、東西8㎞、南北30㎞の小さな島、見どころは美しい海の見える風景と隣の島の利尻富士でした。徒歩旅には最適かも。

内容の項目

稚内港から香深港

稚内ー礼文島フェリー

礼文島と利尻島へバイクを積んで行くには、稚内から出航しているハートランドフェリーを利用しました。(選択肢はないのだが)
今回は、先に礼文島へ渡ります。
稚内港 ー 香深港 (料金は8,700円、バイク750cc以下大人一人)へは、直接行くには1日2便、早朝と午後だったので、早朝を選択、
しかし、バイクは予約できないみたいなので、1時間前に行って乗船券を入手する必要がある。
6:30 出航なので、5:30に稚内港フェリーターミナルに行かなければならないことになる。
「ゲッ」

離島はガソリンの価格が高いので、あらかじめ満タンにしてからフェリーに乗りましょう。まあ、バイクなので20円高くても10リッターで200円程度だけど。

稚内森林公園キャンプ場で前泊

稚内森林公園キャンプ場
稚内森林公園キャンプ場

早朝の出航のために、比較的フェリーターミナルに近い稚内森林公園キャンプ場でテント泊をすることにした。(天候が崩れてきた)
稚内森林公園キャンプ場は、無料、ゴミ捨てOK、結構広いなど、すばらしいキャンプ場です。
朝5:30にフェリー乗り場へ行くには、テントを片付けたりする時間と余裕が欲しいので、やはり、朝4:30起床かな。

実は、稚内到着時、北海道の北部は雨だったので、ここで2泊して雨天と暴風をやり過ごしました。(高台のせいか、森林の中なのにすごい風でした)

情報)稚内の町に出れば、セイコマート数店あるし、お風呂は、稚内副港市場(稚内樺太記念館)の建物の中に、「ヤムワッカナイ温泉 港のゆ」があるので利用しました。

香深港 礼文島

8:30ごろ、香深港(かふかこう)礼文島(れぶんとう)に到着!

天気予報や雲の動きをアプリで予想して、早朝のフェリーを選択したけれど、世の中そんなに甘くありません。

北のカナリアパークは霧

北のカナリアパーク
北のカナリアパーク

霧雨かなと思ったが、どうやら、海霧のようです。
強風のために、海から霧が流れてくるようです。(キャンプ場の管理人から聞きました)

とりあえずキャンプ場へ

礼文島のキャンプ場は2ヶ所、フェリー乗り場に近い「緑が丘公園キャンプ場」と北側にある「久種湖畔キャンプ場」だ。
連泊予定なので、フェリー乗り場に近い「緑が丘公園キャンプ場」にした。
5月のせいか、強風がすごいので、林の中にあるほうが安心である。

緑が丘公園キャンプ場
緑が丘公園キャンプ場

結局、天候の崩れを考えて、このキャンプ場で3泊することにした。
観光だけならば、狭い島なので、晴天続きならば1泊2日で充分だと思うが、5月はまだ、天候が安定していないこと、天気予報を加味して計画した。

森の中の湿度の高そうな地面だったので、デッキの上にテントを設営できるのは良かった。
気温は夜間で7度くらいまで下がったが結露もほとんどなかったし、ぐっすりと眠れました。

緑が丘公園キャンプ場の情報

料金 620円/一泊、コインランドリー洗濯400円乾燥300円だったかな。

○セイコマート香深店 6分、3.6km
○礼文島温泉うすゆきの湯 9分、5.4km

道道40号で北へ向かう

灯台と利尻富士

道道40号(れぶんアツモリロード)を北上する途中の内路というところだろうか。
霧に包まれていた利尻富士が顔をだす。

香深井
礼文岳 登山口近くの港 内路の灯台からチラッと見えた利尻富士

タイヤにウンチをつけたバイクも気持ち良さそうでした。

礼文空港跡

礼文空港
礼文空港は、滑走路だけが残って、建物はボロボロの状態だった。

金田ノ岬へ行く途中で分岐する道路を登っていくと、自衛隊の分屯地が見えた。
さらに散策すると、滑走路が見え空港の建物まで行ってみた。

金田ノ岬

金田ノ岬
金田ノ岬

金田ノ岬の灯台は高台にあったが、行くルートが見つからなかったので、あきらめ、岬の標柱で記念撮影をする。

船舶湾から礼文岳
船舶湾から礼文岳を望む

スコトン岬

スコトン岬
ここが最北限の地、スコトン岬の先端に近いところ

船舶湾の西側の岬は、「スコトン岬」と記されていた。
ここの岬の先には、海驢島(とどじま)が見える。
さらに険しい岩礁がみえるので、風景としては素晴らしいと感じました。

スコトン岬 礼文島

スコトン岬 礼文島

礼文島最北端の地がスコトン岬です。海驢島や青い海など綺麗な景色を見ることができます。

ゴロタ岬遊歩道
頂上に近づくと、スコトン岬方面の海岸線が素敵でした。

トド島展望台のがある細い道路に向かうと、ゴロタ岬への遊歩道の案内がありました。
600m先ということで、歩くことにしました。
意外と標高差があったので、プチ登山になりました。(早朝は寒かったので、ダウンインナーを着ていたので、汗をかいた)
岬へ行く途中の景色はすばらしい!

ゴロタ岬

ゴロタ岬 礼文島

600mの登山道のような散歩コース、ゴロタ山山頂までの道のりからの素敵な景色を楽しめる。

澄海岬(すかいみさき)

澄海岬展望デッキ
澄海岬展望デッキからポスターに使われている構図、悪くないかな。
澄海岬 礼文島

道道507号(船舶港礼文公園線)に戻って南下します。
途中、西上泊方面へ向かいました。

澄海岬展望台駐車場に停めて、階段を登っていくと、きれいな海の色の湾が見えました。

澄海岬(すかいみさき)

澄海岬 礼文島

澄海岬(すかいみさき)は、礼文島の西北にあり海がきれいに見える場所としても有名、弧を描く湾や柱状節理等が見られる断崖も見どころです

礼文島の中央

澄海岬から海沿いに南下するルートは、歩いていくしか方法はなさそう。
一旦、道道40号にもどって、桃岩展望台へ向かった。

桃岩展望台

桃岩展望台
桃岩展望台から見る桃岩、球状節理と言われる珍しい節理が見えるそうだ。

桃岩展望台へ行くには、新桃岩トンネルの手前の分岐にルートをとります。
細い道路を上っていくと、一度駐車場が見えますが、さらに登っていくと澄海岬展望台駐車場がありました。
こちらの方が、圧倒的に展望台までの距離が短いです。
ただ、そこまでの道路は舗装はされていましたが、細いので注意は必要です。
桃岩展望台からの眺めは、南と東方向は良い。
あと、遊歩道の脇に咲く小さな花は可愛く、また、小鳥にもであったが、名前は分からず。

桃台猫台展望台

桃台猫台展望台
猫岩

桃台猫台展望台へ行くには、約1500mの新桃岩トンネルを通って西側の海岸(元地海岸)に抜けます。
西側の海岸は、なだらかな東側と風景が異なり、険しい絶壁の多い景色となります。
海流による海蝕が進んだものと想像できます。

桃台猫台展望台
桃台猫台展望台から桃岩を見る

桃岩を見るのであれば、こちらからみた方が良いかもしれません。
おっぱいに見えるのは私だけ?

桃岩は、球状節理と呼ばれる玉ねぎの皮のような板状節理が見られる。
初めて見ました。

桃岩展望台

桃岩 礼文島

礼文島の南側にある桃岩と呼ばれる大きな桃の形をした岩、球状節理と言われる珍しい板状節理が見える。

地蔵岩

地蔵岩
地蔵岩

地蔵岩は、海食崖で作られた割れた岩ということになるのだろう。
もう少し近づければよかったのですが、立ち入り禁止だったのが惜しい!

メノウ浜

すぐ近くに「めのう浜」があるのでメノウを探してみるのも良いかもしれません。私は、探しませんでしたが。

メノウ浜

UMI

UMI という小さなお店があったので入ってみた。
ウニのパスタをいただいた。
若者がやっているお店で、地蔵岩やメノウ浜に立ち寄ったときには入ってみると良いかもしれません。

UMI

礼文島の南側

北のカナリアパーク

北のカナリアパークと利尻富士
北のカナリアパークと利尻富士

映画のセットで建てられた小学校の校舎をそのまま残してある。
そして、礼文島から見る利尻富士が最もよく見えるロケーションでした。
こんな一等地に小学校とは、恐れ入りました。

知床

道道40号の終点
道道40号の南側の終点

バイク旅ではお決まりの、行けるところまで行ってみると、

「知床」とはアイヌ語で「地の果て」に近い意味だそうです。
礼文島の地の果てという場所です。

ラピュタの雲

晴れた強風の日に、礼文島から利尻富士をみると、面白い雲を発見しました。
地元の人の反応が薄いので、頻繁に出現するレンズ雲、笠雲、何だろうなと思い、キャンプ場の管理人に尋ねたところ、頻繁に出るそうだ。

礼文島旅
礼文島旅 ラピュタの雲

この雲ができる原理は、利尻富士に当たる湿った空気が上昇気流で冷えることで結露し雲に変化する。
気流が山の後ろ側で渦を巻けば、上の写真のようなラピュタの雲になるわけだ。

利尻島へ移動

香深港(礼文島)から鴛泊港(利尻島)

香深港(礼文島)ー 鴛泊港(利尻島)間のフェリーは日に一本運行しているようだ。

750cc以下のバイクと大人一人の運賃は約5,000円だった。(2024/5)

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