チキウ岬 北海道室蘭市

チキウ岬は、室蘭の南端に位置する断崖絶壁の岬です。アイヌ語の「チケプ」(断崖)に由来し、それが転訛して地球岬と呼ばれる。

内容の項目

チキウ岬の名の由来

チキウ岬(チキウみさき)は、北海道室蘭市の太平洋に面する岬。名前はアイヌ語の「(ポロ・)チケプ」(ci-ke-p、親である・断崖)に由来しており、それが転訛して一般的に地球岬(ちきゅうみさき)と呼ばれている。

絵鞆半島

絵鞆半島(えともはんとう)は、北海道室蘭市南部に位置し、太平洋及び内浦湾に面した小半島。内浦湾の東端を占める。
地名はアイヌ語の「エンルム」(岬)に由来するという。室蘭港を抱くように南西のち西へ伸びた陸繋島で、太平洋側の東岸は海食崖が発達。南端はチキウ岬で、太平洋と内浦湾を分ける。半島の最高所である測量山を経て半島の西端に行き着くと絵鞆岬で、近くに市立室蘭水族館がある。半島先端部からは、室蘭港を渡って対岸へ白鳥大橋がかかる。

位置

〒051-0003 北海道室蘭市母恋南町4丁目無番地

室蘭地図

チキウ岬と絵鞆半島の景色

チキウ岬

チキウ岬は、100mの高さの断崖絶壁が有名です。
この高さから海を眺めると水平線が弧を描いているのがわかるそうです。

チキウ岬灯台は、地球岬の突端、海抜130mの断崖の上にあるそうです。

金屏風

「金屏風」
赤褐色を帯びた崖面に朝日が映えると、金の屏風を立てたように見えることから

トッカリショ展望台

「ピリカノカ」は、左側に見える凝灰岩の奇岩のこと、
アイヌ語で「美しい・形」を意味し、アイヌの物語や伝承、祈りの場、言語に彩られた優秀な景勝地群を総称するものです。

「トッカリショ」
アイヌ語の「トカル・イショ」で、アザラシの岩という意味です。

トッカリショは、今から750万年前(新生代新第三紀中新世)には海底火山からなる火山砕屑岩(ハイアロクラスタイト)のようです。
海底火山の作る堆積物には、グリーンタフつまり緑色凝灰岩もありますが、トッカリショは、仏ケ裏海岸の奇石とは違うようです。(個人的に疑問に思ったことですが)

※ ハイアロクラスタイトは、水と接触したマグマが急冷して破砕されたガラス質の岩石で、玄武岩溶岩が水中で破砕されて生じます。マグマが水蒸気爆発を起こして急冷し、小さな破片となって引き伸ばされ堆積したものです。

※ 一方、グリーンタフは、青森県から石川県にかけて分布する淡い緑色の厚い凝灰岩層で、火山灰中の鉱物が火山活動の熱水で変質して緑泥石という鉱物が含まれていることで緑色をしています。大陸が裂けて日本列島が誕生する過程で、裂け目に沿ってたくさんの火山があったことを示しています。

マスイチ展望台

マスイチ浜の外海展望

「マスイチ」の語源は、アイヌ語の「マスイ・チセ(ウミネコの家)」に由来します。
マスイチ浜から大規模な遺跡が発見され、先住民族がこの入江を舞台に狩猟生活を送っていたと考えられています。

絵鞆岬展望台

絵鞆半島最西端にある岬。
海を臨む展望台があり、噴火湾には防波堤と小さな島(黒島・オルソン島)の灯台が見え、遠くには昭和新山、有珠山、羊蹄山が眺望できる。

祝津公園 展望台

白鳥大橋やらせん状に伸びる祝津ランプを一望できるそうです。夜は眼下に石油精製工場の保安灯も点灯する夜景のスポットでもある。

測量山展望台

室蘭市を一望できる展望スポット台です。
測量山の標高は199.6メートルと、あまり高い山ではありませんが、空気が澄んでいれば、羊蹄山のほか、遠く駒ケ岳や恵山岬まで見渡せるそうです。

チキウ岬と絵鞆半島の地質

絵鞆半島の地質図
絵鞆半島の地質図

絵鞆半島のほとんどが黄土色

火成岩
形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 後期ランギアン期〜トートニアン期
岩石: 安山岩・玄武岩質安山岩 溶岩・火砕岩

薄いや色が

火成岩
形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 後期ランギアン期〜トートニアン期
岩石: デイサイト・流紋岩 貫入岩

絵鞆半島の地質図
室蘭の5万分の1地質図

周辺情報

キャンプ場

アルトリ岬キャンプ場

無料キャンプ場です。

夕日と朝日が見れる絶景が見られるそうです。

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