泥汚れ対策にシリコーンオイル

オフロードバイクの泥汚れ対策には、水で薄めたシリコーンオイルをスプレーするのががオススメです.長持ちしないですが、簡単です.

内容の項目

オフロードバイクは泥汚れが大敵

オフロードバイク は汚れていても様になるかもしれませんが、美しい方が良いですね。
いろいろ試してみましたが、安くて簡単で、プラスティック の保護、タイヤのサイドウォールまで

泥を落として水で薄めたシリコーンオイルをスプレーするだけでOK!
しかもランニングコストは安い
オフロードバイクはピカピカを維持できる

泥汚れを長期間放置すると

泥汚れは、劣化の温床

  1. 金属の錆(サビ)、
  2. タイヤ(ゴム製品)のひび割れ、
  3. 塗装の無いプラスティック 表面の劣化

 

のような、よくない作用があると考えています。

ゴム製の長靴の泥汚れを放置すると、簡単にひび割れて、水が漏ることをよく経験しました。

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新車の頃は汚れづらいが

泥汚れを落とす、よりもはじく

塗装部分にはワックスを塗ったり、黒いプラスティック やハンドル周りの黒い部品やゴム類には、アーマオールのような艶出し保護材(水で簡単に取れていしまいます)を使用していました。

数年前からは、シュアラスターのゼロドロップが有効ではないかと思っていました。

確かに、水で洗車をし、綺麗に拭き上げて乾燥させてから、ゼロドロップ、アーマオールなどで拭きあげるとピカピカになります。

ゼロドロップは、フェンダーの裏側にも試してみました。
撥水するので多少の効果はあると思いまず。
でも、林道を走る度にこの作業を繰り返すのは、結構しんどいですね。

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泥汚れは付着する

燃料タンク、スクリーン、サイドカバー

泥はねで、最も汚れるのはフェンダーの裏側とタイヤ・ホイール、スイングアームあたりでしょうか。

フロントフェンダー、タンク・シート・サイドカバーなどは、水道水の勢いで簡単に泥が取れやすい材質なので、泥を落としてから、きれいに拭きあげればなんとかなります。

撥水効果のあるゼロドロップなどのスプレーで十分な効果が期待できますね。

水道の水圧だけで、ほとんどの泥は落ちるし、軽く濡れたタオルで撫でるだけで十分に綺麗になります。

ゼロドロップは、ボディーが濡れている時にスプレーして水を拭き取るので、お手軽な点も優れています。

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ゼロドロップは良いがコスト高

問題は、オフロードバイクの足回り

フェンダー内側やタイヤ・ホイールは、汚れるわりには、泥汚れが取れやすいとは言えない材質ですよね。

さらに、泥の成分によるものかは定かではありませんが、タイヤ等のゴムの劣化でひび割れが進んだり、プラスティック が経年変化で脆くなって割れやすくなるようにも感じます。

最近のバイクは、サビ(錆)には強くなってきましたが、泥(ドロ)がサビの原因にもなっているのではないでしょうか。

ホイールやフェンダーの裏側や黒い未塗装のプラスティック部分にもゼロドロップを使ってみました。

泥は多少、つきにくくなりました。

しかし、水道水でしっかりと泥を落としたとしても、水分が取れて乾燥してくると、泥汚れが浮き出てしまいます。

何度か、ゼロドロップの塗布をしていましたが、フェンダーの裏側まで吹き上げるのは、めんどくさくなって来ました。

何か良い方はないか?

ゼロドロップでも泥は弾かない

シリコーンオイル(信越シリコーンKF-96)で保護

ゼロドロップなどの液体のコーティング材は、撥水性や光沢は普通のカーワックスよりも長持ちするが、ランニングコストの点で、少々高額に感じます。

自分のクルマでは、シリコーンオイル (信越シリコーンKF-96)でコーティングをしてみて、撥水性やその持続などは、市販のコーティング材を超えているのではないかと感じていました。

ただ、オイルなので、仕上がりにベトつき感があったり、ボディーに馴染むのに時間がかかったりして、ちょっと手間が必要でした。

シリコーンオイルを使えば、バイクもクルマと同様に保護できるのではないか、と思いついて半年間試しに使ってみました。

新越シリコーンKF-96-50Cs
新越シリコーンKF-96-50Cs

シリコーンオイルでオフロードバイクを保護

初回はオフロード走行後に洗剤で綺麗に洗車してシリコーンオイルを塗布して、数日後に林道走行して、家に帰ってきた時のフェンダー裏の写真です。

タイヤのサイドやホイールにもシリコーンオイル を塗ってあるおかげか汚れは少ないですが、フェンダーの裏やフロントフォークカバーには、泥汚れが付いています。

シリコーンオイル のおかげか、タイヤのサイドやホイールの泥のつき具合は少ないと思います。(個人的な感想です)

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洗車前フロントフェンダー裏

シリコーンオイルで保護した後の水洗車

水道のホースの先を絞って強めの水流で泥を落とします。

泥は比較的簡単に落ちました。

水分が乾く前は、一旦綺麗になります。

表面が乾燥してくると、やはり、フェンダーの裏側やフォークカバーに泥の跡が浮き上がって来ます。

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水をかけただけフロントフェンダー裏

シリコーンオイルで保護したあとのリア

同様に、林道走行後のリアフェンダー周りの泥汚れ

何も保護をしない時よりも、汚れは少ないと感じています。

オフロードの水溜りでリヤタイヤが跳ね上げる泥はすごいのですが、これまでよりも泥の付着は少なかった。

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洗車前リヤフェンだ​

シリコーンオイルで保護した後の洗車

水道水の水圧をかけて泥を落とした状態です。

シリコンオイル (信越シリコーンKF-96)を塗布した後は、撥水効果が強いためか、水道の水圧だけでもほとんどの泥は落ちていますが、最後の粉状に付着した泥汚れまでは、取れませんでした。

個人的な感想では、フェンダー内の汚れの付着や水をかけた時の泥汚れの落ち方は、ゼロドロップよりもシリコーンオイルが優れていると感じました。

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水をかけただけリヤフェンダー​

洗車後の細かい泥が付着した状態で、薄めたシリコーンオイル をスプレーすると

シリコーンオイル (信越シリコーンKF-96)を使い始めた頃は、水を拭き取るついでにシリコーンオイル をスプレーしながらペーパータオルで細かな泥汚れを拭き取っていたのですが、徐々にめんどくさくなって来ました。

今のところシリコーンオイル(信越シリコーンKF-96)1に対して水を5くらいの割合で混ぜてスプレーのボトルに入れて使用しています。(10:1くらいに薄めても良いかもしれません)

今回は、洗車後に水は拭き取らず、少し乾いた状態で、水で薄めたシリコーンオイル をスプレーだけしてみました。(拭き取っていません)

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水で薄めたシリコンオイル をスプレー

洗車後の細かい泥が付着した状態で、薄めたシリコーンオイル をスプレー

シリコーンオイル をスプレーしてから1週間後のフェンダー裏の状態です。

なかなか綺麗な状態になりました。(すごい!)

ただ、シリコーンオイルが光を反射しているので、綺麗に見えますが、薄い泥の膜は少し残っているので、数ヶ月に一度くらいは洗車時に洗剤とスポンジかブラシで表面を綺麗に汚れを落とした方が良いと思います。

ホンダCRF250ラリーType LD

フロント周りを薄めたシリコーンオイル をスプレー

汚れの目立つ、黒いホイールやタイヤ、リムやハブにもスプレーでシリコーンオイル が付着するので、輝いて見えます。

実際に汚れは付着しにくくなる印象です。

写真のようにピカピカになりますよ。

ホンダCRF250ラリーType LD
水で薄めたシリコーンオイル をスプレー​
摩擦力が弱くなるので、ネジ等は直接シリコーンオイルをつけない方が良いかもしれない.

リヤ周りを薄めたシリコーンオイル をスプレー

リヤのスイングアームもタイヤもブレーキホースもピカピカになります。

そして、汚れはつきづらいし、簡単に汚れは落ちるし、最高に気持ち良いです。

ブレーキディスクに付着すると少しブレーキの効きが悪くなるかもしれません。
数回ブレーキをかけるとブレーキの効きは復活しますが注意が必要です。

ピカピカな状態でも、薄い泥汚れが残っていますので、たまに綺麗に汚れを落とす必要はあると考えます。

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水で薄めたシリコンオイル をスプレー後

バイクの保護材としてシリコーンオイルスプレーの欠点は滑ること

ツルツルピカピカで高い撥水性があるのですが、
ものすごく滑ります。

人間が操作するところには、塗布やスプレーはしないでください。

特にシートや燃料タンクやサイドカバーには、ダメです。

ハンドルのグリップやレバーにも塗らないほうが良いでしょう。

次に滑るとダメなところは、ブレーキのディスクや、ブレーキパッドには付着しないようにしましょう。(ブレーキクリーナー等で油分を落とすほうが良いでしょう。)

ディスクブレーキの少し効き目が悪くなるだけですが、注意が必要です。

あとは、タイヤですが、路面と接する部分には、つかないほうが良いと思います。

そんなに滑るわけではなさそうですが、ちょっと気持ち悪いですね。

金属同士を圧力で固定しているところも注意が必要です。

フロントフォークとステム
ハンドルとハンドルポスト

信越シリコーンKF-96

シリコーンオイルはオイル汚れには無効

欠点とは、言えないですが、チェーンから飛んでくるオイルの付着には、全く効果はないですね。

また、高温になる排気管は、何も塗らないよりはマシかもしれませんが、撥水の効果は低いです。

でも、エンジンに直接スプレーしておくと、本当に汚れづらいですね。

空冷のエンジンではどうかわかりませんが、水冷のエンジンでは汚れ防止には効果抜群に感じます。

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オイル汚れは弾かない

泥の詰まるところ

最近のテールのフェンダーの補強部分に詰まる泥の跡も効果は下がる感じはあります。

泥が挟まったりするのは、何もしないよりも、少し防げる感じはしますが。

結果、今のところ、オフロードバイクの泥汚れには、このシリコーンスプレーが最も手軽で、効果が高い方法に思います。

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同じバイクを長く大事に乗るには、洗車や整備は欠かせないと思います.

シリコーンオイル コーティングの洗車の方法は、バイクを洗って、シリコーンオイルを塗ったりスプレーするだけです。

ただ、それだけです。

先にも記しましたが、塗ってはいけないところをまとめると

  1. ブレーキのディスクやパッドまわり
  2. 人がバイクと接する、シートやタンクのニーグリップするところ
  3. ハンドルのグリップとレバー、バックミラーのフレキシブルジョイント
  4. 振動の多いカウルの止めネジ(緩みやすいので注意)
  5. フロントフォークとブラケットの接合部


(シリコーンオイルはオイルなので洗剤等で簡単に除去できます。)

2回目以降、洗うのが面倒な人は

2回目以降、洗うのが面倒な人は

水道の水圧で泥を綺麗に落としてから、少し乾燥させてシリコーンオイル をスプレーしてほったらかしにすれば見た目は綺麗なバイクになります。

シリコーン水をスプレーする場合、全体がしっとりと濡れるのではなく、パラパラと水滴が付くくらいで良いと思います。

1日くらい経過すると、面全体に薄くシリコーンオイルの光沢面が広がります。

しかし、洗車の何回かに一回は、シャンプーを使って、本格的に泥の膜を綺麗に落としてから、水で薄めたシリコーンオイルスプレーを使ってシリコーンオイル を塗布するのが良いと思います。

特に冬の冬眠期間に入る前とかは完璧に泥汚れは落とした方が良いと思いますが、どうでしょうか・・・・・。

下の写真をクリックして拡大画像で見比べてみてください

AZは、ホースが付いているので、扱いやすいですよ。

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