テントの中で使用するマット(スリーピングパッド)ですが小さく運べて軽いもの、選択肢はエアーで膨らますタイプしか自分の頭にありません.
しかし、過去に使用していたエアーマットは地面からの冷気を伝えるので、底冷え対策は必要と思っています.
実は、安いエアーマットには薄手のアルミシートと組み合わせるのが最適だと考えていたのですが、いろいろなマットを調べているうちにたどり着いたのが、
「NEMO(ニーモ・イクイップメント) マット・パッド ゾア レギュラー ブルー 20R NM-ZR-20R」
です.
サイズが3種類あって、スモールS,ミドルM,レギュラーRあるようですが、足の部分まであるタイプレギュラーを選択しました.
それでも本体重量が380g、収納サイズ:φ11×23cm と驚くほど軽く小さいし、保温性も高く、収納サイズもφ11×23cmとかなり小さくなります.
その分、驚くほど価格が高い(貧乏人には辛いけど)のが難点です.
写真で製品説明
写真をクリックで拡大表示
NEMO マット・パッド ゾアの良いところ
NEMO マット・パッド ゾアのサイズは比較的コンパクト
普段使っているTHERMAREST(サーマレスト) Zライト ソル は重量:410gサイズ:51×15×13cmですが、写真で比べるとマット・パッド ゾアの方がかなり小さいことがわかります.
見た目で2.5分の1くらいの感じだ.
Zライト ソルは、適当なマジックテープで拡がらないように持ち運びます.
補修用のパッチが入っている
NEMO マット・パッド ゾアは、袋から取り出すとこんな感じ、袋の中にポケットがあって補修用のパッチが入っています.
マットに穴が空いて破れた場合は、冬山では体温を維持できずに生死に関わることなので、補修できることは必要です.
私は、冬山には行きませんが、普通のキャンプでも、地面によりますが、もしもマットに穴が空いたら、不快な夜を過ごすことになるかもしれません.
実は、安物エアマットで穴が空いた経験をしました.
キャンプ場の芝生に助けられましたが、やはり、寝心地は良くなかったです.
NEMO マット・パッド ゾアを試してみる
縦の三つ折りになっていて広げるのは簡単ですが、広げただけで自動で空気は入りません.
黒いタグみたいなところにある空気を吹き込むところがあるので、赤いキャップを左に回して引き出すと弁(バルブ)が開放になります.
しばらく、キャンプから離れていると、使い方を忘れるので、説明書が付属しているのは、ものすごく良い.
NEMO マット・パッド ゾアを体験・絶妙なバランスで作られた最高の眠りを体感
NEMO マット・パッド ゾア膨らます作業が簡単
バイクに1日乗って、疲れた体でテントを立てたりするのですが、
銀マットやサーマレスト Zライト ソルのように広げるだけのようにはいきません.
また、空気だけで膨らますエアマットのように空気を入れるのに体力を消耗するようなこともありません.
NEMO マット・パッド ゾアは、何も考えずにストレスなく体が自然に膨らませていると言えば良いのだろうか?
慣れると、そんな感じで、気がついたらマットが膨らんでいたという感じですね.
NEMO マット・パッド ゾア寝心地が良い
寝心地はマットの重要な項目です.
自宅の布団で寝ているような感じと言ったら言い過ぎだろうか?
疲れて寝たときの朝に、目を開ける前に、「今日は何日だろう、ここはどこ?」と、思いながら目覚める時はありませんか.
このNEMO マット・パッド ゾアで眠ると、たまに、本当の熟睡になっていることがあります.
朝起きた時のスッキリ感がとても素晴らしいです.
ベタ褒めですね.
NEMO マット・パッド片付けもストレスなし
旅する場合は、片付ける作業も、重要な項目です.
毎日の移動をする時には、毎日の繰り返し行動をルーチン化できると良いと思います.
NEMO マット・パッド ゾアは、片付ける作業には、少し時間がかかりますが、テントの中で、起きてから、今日の行動を考えながら、寝袋を片付け、そのついでにNEMO マット・パッド ゾアも片付けています.
慣れると、何も考えずに。いつの間にか片付いている、そんな感じです.
NEMO マット・パッド外気温が 10℃ 以下に注意
普通のエアマットよりも断熱性がありますが、外気温が 10 ℃以下になると、少し地面からの冷気が感じられました.
0 ℃以下で使用する場合は、薄い銀のシートをひいたり、何らかの対策と工夫は必要かもしれません.
NEMO マット・パッド 収納スペースは小さい
これまでは、サーマレスト Zライト ソルが、設置、撤収が一瞬で、底冷えすることもなくお気に入りでした.
最大の欠点は、収納サイズ、すなわち、大きさでした.
オフロードバイクでキャンプをすると、サイズと重さは重要な項目になります.
狭い道や悪路にも入っていける性能があっても、大きな荷物があると、機動性はガタっと下がってしまいます.
NEMO マット・パッド ゾアは、サイズ、重さ、快適性、扱い方等が非常にバランスされた製品に感じます.
価格は、少し高めと感じますが、バイクひとり旅に、お勧めできると思います.
NEMO マット・パッド 内部の破損
NEMO マット・パッド ゾアには、内部のパーツの接着の剥がれによる破損が発生する事例がみられます。
長期間使用すると、壊れてしまうのかもしれません、
実際に自分のマットも旅の途中で壊れてしまいました。
さらに使用を続けると、「メリメリ」と音を出して、膨らみが大きくなってきます。
この状態で使用できないことはないですが、膨らみが感じられるので、違和感が大きいです。
その他の補足説明
THERMAREST(サーマレスト) Zライト ソルについて
THERMAREST(サーマレスト) Zライト ソルは、パッキングを外に出して搭載するのであれば、軽くて使う時も片付ける時も何も考える必要がない、ぐーたら人間には最高のマットです.
暖かい時は、銀側を地面に、寒い時は銀側を上にすると少し暖かく感じます.
また、地面の熱を伝えづらいので、大きささえ気にならなければとても良いですよ.
でも、銀色の塗料が剥げてくるのは✖️ですが
旅の寝袋
バイク旅に最適な寝袋とは?軽くコンパクトで保温性が高いことですが、それらのバランスを考えて選択しよう。
NEMO フィッロエリート
NEMOフィッロエリートは、重量80g 収納サイズΦ8×10cm 軽くコンパクトで快適な寝心地の携帯枕である。
眠りの快適性と軽量コンパクトのバランス
NEMO マット・パッド ゾアの旅するキャンプマットとしての総合性能はとても良いと感じています。
他の製品に、さらに良いものはあるのかもしれませんが、自分が体感した中では現在2020年ではベストですね。