森 斧 20cm 750g 薪割りから調理まで

全長20cmの小さな斧一本で、薪割り、ペグ打ち、調理が可能なら、荷物を軽くできるのではないか。検証してみた。

内容の項目

キャンプで使う小さな斧で荷物を軽量化

小さな斧の目的

斧の機能として、

  1. キャンプ場やホームセンターで購入できる薪を簡単に割ること、それが最も重要な目的です。丸太などの大きな木材は対象外です。
  2. ナイフや包丁の代用になる切れ味が欲しい。
  3. 硬い地面にペグを打ち込むためのペグハンマーの代用

小さな斧を多用途に使って軽量化

キャンプをしながら旅をすると、荷物は多くなる傾向にあるのは、誰でも感じるところです。

軽くてコンパクトになるアイテムを選択する方法は一般的です。
多用途に使える道具も一つでは重くても、最終的に軽くなれば良いのではないか。
ただ、多機能品は専用の道具に機能的には劣ることを考慮しなければなりません。

斧一本で代用できる道具は、

  1. 包丁(ちょっと使いづらいが)
  2. ペグハンマー(意外に使える)

そんなところです。
早速、検証していきましょう。

森斧20cm750gを購入

今回は、斧 全長が20cmで重さが750g「ブランド: 森の家FOREST HOME」製をチョイスしてみました。

製品をじっくり見てみると、堅実でしっかりとした作りで、持ち手は握りやすい形状になっている。
刃の部分は、刃の部分はしっかり研いであり、薪を割るには十分な切れ味でした。
金属部分は、錆止めのコーティングがされていたので、調理に使う場合は、刃の部分のコーティング剤をしっかり剥がした方が良いだろう。

※ 包丁として使うだけの切れ味は期待できないので、その場合はしっかりと刃を研ぐ必要がある。

森斧一式
森斧一式は、斧と皮のカバー、刃にはゴムのカバーが付けられていた(発送時の安全性の為だろう)

森斧の材質

【超硬度65鋼材ヘッド】
ヘッドは、65マンガン鋼を使用しており 機械的強度が高い・耐摩耗性の改善に威力を発揮します。
また、ハンドメイドで鍛造されているそうです。

【白樫ハンドル】
ハンドルは木刀、クラフトの食器などよく使用されている耐久性と強度が高い白樫の木材を使用しています。

※ 65マンガン鋼(65mn)は、マンガン含有量が特に高く、高強度で耐摩耗性に優れているマンガン鋼です。バネや工具、シュレッダーブレードなどに使用されています。

斧の重さは約750g

少し重く感じるが、実際に薪を割ってみると、この重さが必要なことが理解できる。
ヘッドの部分が軽いと、薪は割れづらくなるのだ。
キャンプ場で販売しているサイズでよく乾いた針葉樹の薪ならば、あっけないくらいに割ることができる

反対に柄の部分の木の材質は、比較的軽い。
短いのでそんなに強い材である必要性はないとも言える。

森斧の重さは745.5g
森斧の重さは745.5gで、持つと結構な重量感がある。

斧の長さは約21cm 刃渡9cm

手斧としては、コンパクトで良さげなサイズです。
全長は21cmくらい。
刃渡は9cmくらいで、包丁として使うには短いと感じる。工夫で何とでもなるのだけど。

刃と反対側の平面の部分ををハンマーとして使うことを考えると、実際にハンマーの打面の大きさは約2×3.5cm弱くらいであった。
幅があと1cmくらい広いと普通にハンマーとして使えるのに。(大きな問題ではないが)

森斧
森斧の長さは21cmくらい
森斧
森斧の刃の長さ9cmくらい

刃の切れ味

薪を割るには十分な切れ味ですが、調理で使用するには、不十分です。
試しに、紙を切ってみると、ほとんど切れませんでした。
実際にこの斧を調理で使用する場合には、自分で砥石で研いで使う必要があります。
反面、刃がこぼれやすくなる可能性が高くなるが。

安全性

斧で重要なことは、壊れないことです。
特に、刃の部分が柄から抜けるのは避けたいことです。

この製品は、しっかりと対策がされていて好感が持てました。

森斧のヘッドと撮っての接続
森斧のヘッドと撮っての接続は、縦に切れ目を入れて楔を打ち込み、金具で固定してありました。合格です。

実際に薪を割ってみる

薪割りの方法

  1. 正確に薪の中心に狙いをつけて、薪の頭よりも30−40cmくらい持ち上げて、軽く下ろせば、気持ちいいくらい簡単に薪は割れます。
  2. あらかじめ薪の頭と斧の刃をくっつけたまま薪毎地面に振り下ろすのも比較的簡単に薪を割れました。薪を持つ手に注意!
  3. 斧を刃を上に向けて地面に置いてその上に薪を置いて、他の薪を叩く。斧の刃を立たせるのが安定しないが、薪は簡単に割れた。

いくつかの方法を試してみたが、薪が太い時は 1 の方法で、細くなってきた時は 2 の方法を使うのがよさそうでした。

※問題点:1の方法は、うまく薪のセンターを狙うのが難しいし、薪を左手で持ちながら斧を振るのは危ないなと感じる。薪が単独で立つ時は良いが。

森斧
普通に薪を割るが、簡単にできる。

森斧は良い製品

森斧は、無骨でカッコイイ製品でした。
細い薪を作るのも難しくないですが、慣れは必要です。
やはり、危険は伴う。どう考えるか?

森斧
一本の薪をこのくらいに細く割る作業は3分くらいで済むし、何故かそんなに面倒には感じない。不思議!

普段の道具を森斧に置き換えると250gの軽量化

普段、旅で持ち歩いているペグハンマー(柄を短く切ってあります)、薪割りクサビ、ナイフの重さの合計は、約1kgでした。
森斧の重さ750gを3種類の用途で使用するならば、これまでの3つのアイテムの重さよりも250gの軽量化になります。

また、積載性に関しても、少しコンパクトになり、探したりするめんどくささは少なくなるかな。

ペグハンマー、薪割りクサビ、ナイフの重さ
ペグハンマー、薪割りクサビ、ナイフの重さの合計は、約1kgでした。

森 斧 手斧 20cm 750g が欲しい方

※※「森」マークの手斧は、Youtube の森キャンプ公平さんが使っていたので、自分も探してみました。

ハスクバーナ・ゼノア ハイキング ハチェット 25cm 500g

森林関連の機器を作っているハスクバーナの製品です。
森 斧よりも軽量なタイプを考慮するなら「ハスクバーナ・ゼノア ハイキング ハチェット 25cm 500g」が良いかもしれません。

バイク旅で森斧を持ち運ぶかどうかは、薪ストーブを使うかどうかです。
バイク旅でよりアクティブなキャンプをするのであれば、十分な選択肢になるが、ただ、泊まれれば良いのであれば、無用の長物になってしまいます。
少しずつバイク旅のキャンプのスタイルを改選するかどうか、荷物が増えるのは行動範囲に制限がかかるし、悩ましいなぁ。
試行錯誤するしかないか。
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