バイク旅の下着について
バイクでテント泊しながら日々移動しながら旅する場合の下着について考えてみる。
旅の下着の懸念点や理想を挙げてみると、
- たくさんの下着を持ち運ぶことができない。
- 軽くてコンパクトにできる。
- 洗濯の回数は週に一回程度に抑えたい。
- 洗濯にコストをかけたくない。
- 濡れてもすぐに乾燥する
というふうになると思う。
旅に出る時に、現在は着用している下着を含めて3枚でローテーションしている。
2−3日に一度替えて(汗のかき方などによるが)、週に1度くらい残りの2枚を洗濯する。
コインランドリーを利用するときは、乾燥機が使えるときは、洗濯の間はノーパン・ノーシャツでコインランドリーへ行き、3枚ともすべて洗って乾燥させると効率が良い。
理想の下着
速乾性が高い
速乾性の高い下着は、少し値段が高いが快適に過ごすには良い選択と考えます。
サイズの選択には注意が必要で、身体に適度にフィットしている必要があります。
速乾性のメリット
- 汗をかいても肌に冷たさを感じない。
- 雑菌の発生が抑えられるのでニオイの発生も抑えられる。
- 洗濯しても短時間で乾く
※ドライレイヤーは吸汗速乾ウエアとの重ね着で効果を発揮するので、吸汗速乾ウエアをレイヤリングする必要がある。
速乾性の素材
速乾機能のある素材と言えば、ポリエステルやポリプロピレンです。
ポリエステルは繊維の中に水分が入り込まず、水分率がほとんど0に近いため、水や汗が生地に触れたときにすぐさま拡散して蒸発します。
保温力の維持
汗をかいてもベタベタしないのは速乾性のある肌着のメリットですが、さらに、吸湿性が高く保温性能の高いメリノウールなどの素材をつかった下着もオススメです。
吸湿発熱素材
保温素材
保温素材には、コットン、ウール、シルク等が考えられます。
実際の製品から理想の下着を考察
ボクサーパンツ
ファイントラック ドライレイヤーベーシックボクサー男性用 34g
吸汗速乾ウエアの下に着て、汗冷えや汗のベタつきを軽減するための肌着・ドライレイヤー抗菌防臭性・適度な保温力と汗抜けスピードのバランスに優れ、季節を選ばない汎用性の高さ
伸びの良い柔らかなメッシュ生地が、身体の動きに追従し、ストレスフリーな柔らかい着心地
素材構成
本体: 94% ポリエステル, 6% ポリウレタン;
別布部: 48% ポリエステル, 40% トリアセテート, 12% ナイロン
モンベル スーパーメリノウール L.W. タイツ Men'sを重ねて履いた感想です。
でも、バカ高い値段には、びっくりです。
この手の超品をずーとみていたら、この値段に慣れてくる自分が恐ろしい!
軽量で速乾性に優れているので、寒い季節の激しく汗をかく運動から、夏場のウォータースポーツまで、オールシーズンで活躍する汎用性の高いトランクス。締めつけが少なく柔らかい風合いでストレスを感じにくい着心地です。吸水拡散性・防臭機能に優れます。
※ ジオラインという速乾性と保温力のある繊維を使用しています。
仕様
【素材】ジオライン®[ポリエステル100%]
【平均重量】50g
【カラー】ブラック(BK)、ライトグレー(LGY)
【サイズ】S、M、L、XL
【特長】フラットシーマー / 前開き付き
ファイントラックよりも少し値段が安いので、バイク旅に使うのならば、こちらがオススメですね。
※ 旅やツーリングでは、バイクのシートに長時間座ることが多いので、下着のパンツは密着性の高い方がお尻の痛みは少ないと感じる。布製のトランクスなどブカブカな製品はNGかな。
アンダーシャツ
ファイントラック ドライレイヤーベーシックT男性用 48g
吸汗速乾ウエアの下に着て、汗冷えや汗のベタつきを軽減するための肌着・ドライレイヤー
素材構成100% ポリエステル
モンベル スーパーメリノウール L.W. Tシャツ Men'sを重ねてた感想です。
ペラペラなのにめっちゃ高い値段に目玉が飛び出るよ!
薄手ながらも高い保温性を備えたアンダーウエアです。ストレッチ性に優れているので動きやすく、レイヤリングのベースレイヤーとして一年を通して活躍します。
仕様
【素材】スーパーメリノウール[ウール85%+ポリエステル15% ]
【平均重量】102g
【カラー】ブラック(BK)、ライトグレー(LTSV)
【サイズ】XS、S、M、L、XL
※ メリのウールはタンブル乾燥(家庭用のドラム式洗濯機やコインランドリーの乾燥機)がダメなので注意が必要です。
乾燥機に入れないように注意が必要。
軽量で速乾性に優れているので、寒い季節の激しく汗をかく運動から、夏場のウォータースポーツまで、オールシーズンで活躍する汎用性の高いアンダーウエア。締めつけが少なく柔らかい風合いでストレスを感じにくい着心地です。吸水拡散性・防臭機能に優れます。
仕様
【素材】ジオライン®[ポリエステル100%]
【平均重量】96g
【カラー】ブラック(BK)、ライトグレー(LGY)
【サイズ】XS、S、M、L、XL
【特長】フラットシーマー / ロングテール・デザイン
※. ジオラインは、乾燥機で乾かすことができるので、この点がスーパーメリノウールよりも良い。
旅の理想的な靴下(ソックス)
バイク旅でも、観光やテント場まで歩いたりするので、ある程度クッション性があって歩きやすい靴下が理想です。
さらに、足が湿っぽくならずに乾燥して臭いが発生しない靴下が良いと思います。
また、洗濯をしてから乾燥までの時間が短いと嬉しい。
メリノウール靴下
メリノスピンソックス
ウール×ナイロンのハイブリッド
ウールの快適性にナイロンの強度と吸湿性をプラス
※ 注意:メリノウールなので乾燥機の使用はダメ!
比較的厚手の生地になる。 バイク用ブーツ(ガエルネ フーガ)で使用したが、足は快適に守られている印象がある。 靴の中は、暑くも冷たくもなくとても快適であった。
デメリットと感じるのは、厚手の靴下なので、重さは75gだが、少しかさばる印象
それと、長旅で洗濯しても乾燥させるのに少々時間がかかる。(綿の靴下よりは早いが)
ジオライン靴下
ジオラインL.W.ソックス
吸水拡散性と制菌効果に優れ、単体での使用はもちろん、薄手なので冬季登山やスキー時のインナーソックスとしても使用できます。
仕様
【素材】ポリエステル94%+ポリウレタン4%+ナイロン2%
【平均重量】32g
【カラー】ブラック(BK)、ネイビー(NV)
【サイズ】S(22~24cm)、M(24~26cm)、L(26~28cm)
【厚み・パイル】薄手・パイルなし
【特長】L字パターン
※ ジオラインの方はウールを使用していないので、乾燥機の使用ができ、コインランドリーで一気に選択乾燥ができる。
値段は高いのですが、それだけの価値はある。 思えばいろんな種類の靴下を試したが、遠回りしたもんだ。
生地素材による注意点
ファイントラック
洗剤
液体洗剤 余計な成分の少ないもの オススメは「Carefine®」の洗剤(オールウォッシュ)
禁 漂白剤・柔軟剤・台所用洗剤
洗濯
洗濯機 洗濯ネット使用、すすぎは十分に、標準洗いで
手洗い 薄めの洗剤で、押し洗い(もみ洗いはダメ)、すすぎは十分に(40度くらいのお湯ですすぐのがオススメ)
撥水性
撥水力が弱くなった場合は、アイロンを低温と中温の境界付近に(110°C〜120°C)セットして、生地に圧力を掛けず軽くゆっくり滑らせるようにアイロン掛けすると初期に近い撥水力が復元できます。
ジオライン
洗剤
液体洗剤 余計な成分の少ないもの
禁 塩素系漂白剤・柔軟剤
洗濯
洗濯機 洗濯ネット使用、すすぎは十分に、標準洗いで
手洗い 薄めの洗剤で、押し洗い(もみ洗いはダメ)、すすぎは十分に
※ お湯の温度は、40℃以下で
乾燥
陰干し
アイロン・乾燥機はOK
スーパーメリノウール
洗剤
液体洗剤 中性洗剤
禁 柔軟剤・漂白剤
※ お湯の温度は、30℃以下で 縮む可能性がある。
洗濯
洗濯機 洗濯ネット使用、すすぎは十分に、弱流水で
手洗い 薄めの洗剤で、押し洗い(もみ洗いはダメ)、すすぎは十分に
※ アイロン・乾燥機はダメ
乾燥
陰干し
禁 アイロン・乾燥機はOK