旅 北海道 2024春 道東

阿寒摩周の火山地形からすばらしい知床峠、そして海流で作られた砂州や砂嘴そして湿原のあるところ。

内容の項目

道東のルート地図

この記事、道東を旅したおおよそのルートです。

道東から小樽港

阿寒摩周国立公園

前日は足寄町里見が丘キャンプ場で一泊した。
朝起きると、天候はくもり、5時くらいには起きてテントを片付けて午前6時にはキャンプ場を出る。
国道241号を東へ走る。

阿寒周辺

オンネトー

オンネトー
オンネトー

オンネトーから見る阿寒富士と剣ヶ峰は絵になる、けれど、空は曇っている。
次の機会に是非とも訪れたい。

国道241号 永山峠

国道241号 永山峠を抜ける道路は、北海道の一直線の道路に飽きていたのですが、たまにはこんなコーナーリングが楽しい道路もあるといいですね。

曇っていたので移動中心で、弟子屈から屈斜路湖へ進路をとる。

屈斜路湖周辺

屈斜路湖の東側の湖岸を走行する。
途中、キャンプ場を発見、
RECAMP 砂湯(砂湯野営場)は、良さそうだなと横目で見ながら通過する。

屈斜路湖 池の湯温泉

池の湯温泉 露天風呂
池の湯温泉 露天風呂 ヌルヌルのお湯は意外と気持ちいい!でも、滑るので注意。

無料の露天風呂です。
さえぎるものは何もなく、小さな男女別の脱衣場のみ

近くに数人の釣り客がいましたが、スッポンポンになり、ザブン!とお湯に浸かりました。

「きもちいい!」

湯加減は、丁度良くじっくりと体を温めました。(阿寒湖周辺の気温が低かったので体は冷えています)
ただ、湯船の中の岩がものすごく滑るので注意が必要です。
底は大粒の砂、お湯は透明ですが、何かが浮いていたけど、気にならない。

藻琴山(もことやま)

屈斜路湖周辺の散策、といってもバイクで移動するのだが、カルデラ地形を見て回るつもりだ。

藻琴山
屈斜路湖展望台 藻琴山

藻琴山は屈斜路湖のちょうど北側に位置する屈斜路カルデラの外輪山となる。
藻琴山から屈斜路湖を眺める。
悪くない。
惜しいが、雲が邪魔だな。

美幌峠

藻琴山から美幌峠へは、直接行く道路がなかったので、随分と遠回りした。
一度、道道102号を北側に抜けてから道道995号で西に向かい、国道243号で美幌峠に行く。
カルデラの外輪山の外側の地形は、なだらか、そして、前方のクルマが遅すぎて眠気がひどい。

美幌峠
曲がりくねった峠。眼下に屈斜路湖を望める展望台があり、休憩所も併設されている。展望台美幌峠

美幌峠の広い駐車場にバイクを停めて展望台まで歩く。

カルデラの外輪山の内側は、急に落ち込む地形になることが多いので、遠くまで見通せる景色になる。
やっぱり、美幌峠からの眺めはすばらしい!
少し青空が出てきて、気分的に元気が出てきた。

びぼろとうげ

美幌峠展望台 北海道

美幌峠(びぼろとうげ)は、国道243号の弟子屈町と美幌町の間にある。標高525mに位置する美幌峠展望台から屈斜路湖を一望できる。

美幌峠展望台
美幌峠展望台

雨天日を挟んで二日後の早朝、再び訪れた屈斜路湖は雲海で覆われていた。
本当は、雲海の雲の高さに近い方が雰囲気があるのだが、良さそうな展望場所が見つからなかった。

美幌峠から屈斜路湖 雲海
美幌峠から屈斜路湖 雲海
美幌峠から屈斜路湖
美幌峠から屈斜路湖

網走市

網走市

呼人浦キャンプ場

呼人浦(よびとうら)キャンプ場は、夕陽が綺麗な網走湖の湖畔にある無料のキャンプ場です。
何もないですが、夕日は湖面が輝いて綺麗でした。
ここで、2泊して、雨天をやり過ごそうと考えています。

道路に近いので、トラックの走行音は聞こえます。
トイレは普通ですが、清掃が行き届いていました。
ゴミは持ち帰りです。
とても良いキャンプサイトですね。オススメです。

呼人浦キャンプ場
呼人浦キャンプ場

異なるテントメーカーの組み合わせです。
寝るだけのキャンプでは、テントだけを設営ですが、連泊や雨の時にはテントの前室を拡張して過ごす。
良い考えだと思った。

だが、5月の北海道は、思った以上に寒かったので、この組み合わせでは、雨の日は寒く、前室でくつろぐことは、ほとんどできなかった。

テントの前室を拡張
テントの前室を拡張して雨天に備えた。

知床半島

斜里郡

知床峠

今回は、国道334号の北側のウトロから峠に上がった。
前回は、道路にヒグマが歩いていた、けど、

5月は、通行制限があって、気象条件や時間制限があるので、注意したい。

知床峠
知床峠

羅臼側の道路は、バイクで気持ちいいと感じるコーナーリングと、綺麗な景色があって、オススメできるツーリングコースであった。
俺の中では10本の指に入る気持ちの良いワインディングロードでした。

知床峠道

国道334号 知床横断道路

知床横断道路は、全長27kmの曲がりくねった峠道、最頂部にあたる知床峠は標高738m、眺めも最高です。

日本最北東突端地

今日は夕方ごろから雨天になるかもしれないのですが、バイク乗りの困った性分が発生し、行けるところまで行く気分になった。

国道335号は知床半島の東岸の道路です。
事前の情報では途中で道路が切れて岬までは行けないという。

写真下)工事車両があって、これ以上は先には進めなかった。
この先には道路がないそうだ。
誰もいなければ、迷惑をかけないようにして、そーと覗きにいったのに。

日本最北東突端地
日本最北東突端地

相泊温泉

国道335号の途中にある相泊温泉は、海の浜にある湯船です。
手でお湯に触れたら、丁度いい湯加減でした。(誰かが入った後だったのだろうか)
入りたかったけど、強い風が冷たく、そして曇り空だったので、あきらめました。

近くに瀬石温泉というところもあった。
機会があれば入ってみたいが、

相泊温泉
相泊温泉

クジラの見える丘公園

羅臼灯台には、細い道路を上ればクジラの見える丘公園がある。
駐車場は狭いが、望遠カメラを持っている人が数人いました。

羅臼灯台
羅臼灯台 クジラの見える丘公園がある

※「羅臼」とはアイヌ語の「ラウシ」、獣の骨のあるところに由来する言葉。 古くから野生動物と関わって来た暮らしを想像させる名前。

野付郡

別海町

野付半島

野付埼灯台
野付埼灯台

地図で見ると不思議な形の砂嘴(さし)ですが、実際に行ってみると感動は少ないかもしれない。

※野付[ノッケウ]とはアイヌ語で「あご」の意味
地学的には分岐砂嘴[ぶんきさし]といい、川が排出した土砂を海流が運んで造りあげた陸地。
野付半島は日本最大で付け根から突端までは約26kmもある。
先端まで行くには、徒歩か

尾岱沼港から観光船が出ていると聞いたが、晴れていれば乗ってみたいなぁ!

尾岱沼ふれあいキャンプ場

尾岱沼ふれあいキャンプ場
尾岱沼ふれあいキャンプ場

有料のキャンプ場で、ゴミ捨て有料、近くにホテルの外湯あり、セイコマートも数分の所にあります。

風が強い日は注意が必要です。

※尾岱沼(おだいとう)と読むが、アイヌ語で沼を「トウ」というらしい。
そういえば、「オンネトー」は「オンネ」は、大きな、老いたという意味、「トー」は湖沼だった。

翌日、雲が厚く雨になりそうでしたが、キャンプ場を後にして、風蓮湖の砂嘴(さし)にむかった。

走古丹(はしりこたん) 先端まで

走古丹先端.
走古丹先端.

風蓮湖には2つの砂嘴(さし)があって、砂州(さす)になる前の状態に見える。
その先端の走古丹に行けるとの情報があったので、行ってみることにした。
バイク乗りの習性で、先端の行き止まりまで行ってしまうのだ。

舗装路が砂になり、所々コンクリート舗装になり砂道になる路面変化を繰り返す。
自動車のタイヤの跡があったので、心配はしていなかったが、オフロードバイクならば問題なく行くことができた。
ただ、今回の旅ではオンロードのようなタイヤだったので、運転には注意が必要だった。

行き止まりの向こう側は、コンクリートブロックが並べられ、海蝕されるのを防いでいるようだった。

行き止まりから脇道にも入っていったら、砂が深く、ヤバとなった。(砂の轍が深く、轍から少しでもタイヤがズレると転けそうになった。)
海の方には軽トラックが数台いて、何かを採っている様子だった。

※走古丹(はしりこたん・別海町)アイヌ語のアシリコタン(新村の意)に由来

根室市

根室半島

すごい強風のなか、カウル付きの軽量なバイクは、横風で吹っ飛びそう。
直進しているのにバイクが傾いて走っている。

納沙布岬(のさっぷみさき)

納沙布岬

根室半島は、曇り時々小雨で、強風でした。
前回は霧で何も見えなかったので、少しはマシか。

根室車石

花咲灯台
花咲灯台

車石は、想像よりも立派な節理でした。
ゆっくりと観察したかったけど、雨が降りそう。

根室車石
北海道の花咲灯台にある根室車石は、海底火山から流れ出る溶岩の特商を持つ枕状溶岩です。放射状の節理がとても面白い!
放射状節理 根室車石
根室車石

放射状節理 根室車石

花咲岬の灯台のすぐ下にある根室車石は、直径が6mにもなる大きな車輪のような岩は、放射状節理という。

釧路郡

釧路湿原国立公園

寒かったので、きりたっぷ岬キャンプ場でバンガロー泊をしようと霧多布温泉ゆうゆで受付するか、でも、まだ、キャンプ場はやっていないと言われ、ショックを受ける。
また、やっちまった

達古武オートキャンプ場

釧路湿原
釧路湿原

外気温の低下で次の日には雨である。
バンガローで雨を凌ぐかな、でも、アリンコが入ってくるし、めっちゃ寒いし、めちゃくちゃボロかった。
そんなことならテントサイトにテントを立てれば良かったと後悔した。

メンタルボロボロになりながら、今後のことを考えると、

トラブル多発?

  1. エアマットが壊れて変形した。(エアの量を少なめにして対応、底付きすると冷気を感じる)
  2. スマホのデーター通信量が上限に達した。(Googleナビは問題ないが、情報収集がメンドイ)
  3. ガソリンストーブが詰まって使えなくなった。(近くにコンビニがあれば問題ない。でも湯たんぽが作れない。)

もう少し旅を続ける考えもあったが、この雨でテンションが激下がり。週間天気もパッとしないし、

急に帰宅しようと、ふと思う。
1日後は、少し天候が回復して2日後にはまた雨模様だ。

新潟から帰る時の天候も問題なし。

帰宅決定です。

帰宅

帰宅準備

フェリーの予約

新日本海フェリーで小樽から新潟に行くために、スマホから予約するが、通信状態が良くないキャンプ場で、通信の上限に達しているのか、エラーで止まり、3度めでやっと成功する。

小樽出港 17:00 新潟着 9:15
予約番号をひかえておく。

釧路から小樽までのルートの確認

Googleマップによると、達古武オートキャンプ場から小樽港まで、距離は約400km、時間は下道で7時間程度必要だ。

小樽港の出港時間の1時間前には乗船準備に入るので、それよりも乗船券を発行してもらう必要があるので、30分くらいは早めに小樽港に到着したい。
15:30までに着くには、休憩時間1時間を加味して、キャンプ場を8:30までには出発できれば良いことになる。

釧路から小樽へのルート
釧路から小樽へのルート

小樽港まで

エンジンストップ

予定よりも早く出発できて、計算では1時間30分の余裕があるはずだ。

ところが、帯広の手前で、なんと、CRF250Rallyのエンジンがストップしてしまった。
一旦停止の標識で止まったら、エンジンも止まっている。
いつもならば、アクセルを多めに開けてセルを回せば復帰できるのだが、今日は、ダメだ。
やばい、フェリーの時間があるので、焦る。
5分くらいしてからセルを回すもダメ!

周りには何もない所、天気は晴れ、まだ時間的な余裕はあるけれど、

点火プラグがカブったような症状なので、20分くらいほったらかして、セルを回すとエンジン始動する。
良かった。
エンジンブレーキ時にブリッピングすると。何らかの拍子で点火プラグがカブったようになる
2年前の秋の東北旅以来か。

小樽港に到着

小樽港へは、余裕で到着した。
コンビニで晩飯を買って、ターミナルで発券して、ついでにターミナルの食堂で遅い昼飯を食う。

早めに、バイクをフェリーの搭乗駐車場に移動して、ボーとしていると、出港の70分前からフェーリーに乗り込むための係員の指図があった。
QRコードを読み取って、バイクで乗り込む。

北海道では色々とあったが、フェリーの空間は、テント生活に比べて、快適、快適で、久々にぐっすりと眠れたかもしれない。

「旅 北海道 2014春」の総括

旅が終わってから感じたこと

反省

旅が終わってから感じた反省点は、

  1. 出発する時期が少し早すぎた。、天候が安定せず、また、寒かったので旅の出発をあと2週間遅くても良かったかな。。
  2. ルートは適当に走っても、宿泊地は確実に確保する情報をあらかじめ得たい。
  3. 寒い時期のテントの選択は重要。
  4. ガソリンストーブの不調は見逃さない。(少し不調なのは気づいていた。)
  5. 冬用のウエアやグローブを準備すれば良かった。

良かった点

  1. スマートフォンのGoogleマップの案内はとても良かった。
  2. 雲の動きがわかるWindyアプリも良かったが、アップル純正の天気アプリの進化がすごい。
  3. やはり、北海道は、旅感があって好きな土地です。
  4. 礼文島と利尻島に行けて良かった。

出会った人たち

今回の旅でもいろんな人たちに出会いました。

旭川のキャンピングカーで来て黄金岬でしばらく会話した夫婦、よく全国を旅していると言っていた。昨年は石川県にも訪れたといっていました。

稚内森林キャンプ場でワンボックスで福岡から来ていたおじさん、カワサキW1の話で盛り上がったな。

神戸からきたCB400シングルエンジンの人は、軽トラの人と一緒にきたらしい。利尻島のフェリー乗り場と宗谷丘陵で会った。

同じく神戸ナンパーの軽自動車の70代の人に利尻島のキャンプ場で出会った。次は礼文島に行くという。

利尻島の同年代のライダー、バイクはヤマハXV250ビラーゴ?としばらく話し込んだこと。

早朝の屈斜路湖で美幌峠展望台で素敵な雲海を眺めていた本州から働きに来ている青年。

カワサキの650ccバイクに乗る夫婦に、2か所のキャンプ場で出会った。

キャンプ場の管理人さん、キャンプの清掃をするおばちゃんなど、多くの人から声をかけられたりかけたりして、旅を続けることができました。
ありがとうございました。

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