御嶽山 周辺散策 岐阜県

御嶽山は、長野県と岐阜県にまたがる標高3,067mの活火山です。富士山に次いで日本の火山としては2番目に高い山です。

内容の項目

御嶽山について

御嶽山(おんたけさん)は、長野県木曽郡木曽町・王滝村(おうたきむら)と岐阜県下呂市・高山市にまたがり、東日本火山帯の西端に位置する標高3,067 mの複合成層火山である。
大きな裾野を広げる独立峰である。
日本の山では14番目に標高が高く、独立峰としては富士山に次いで2番目に高い。

2014年9月27日の噴火(水蒸気噴火)では、山頂付近にいた登山客が巻き込まれた。

御嶽山の名前の由来

御嶽山(おんたけさん)という名前は、その雄大な姿と神聖な場所としての歴史が深く結びついています。様々な説がありますが、「王の御嶽(おうのみたけ)」から「御嶽」へと変化し、神聖な山としての地位を確立してきたと考えられています。

有史以降の主な火山活動

御嶽山は頻繁な火山活動があったので、最近の活動を調べてみると、

  • 1979年: 中規模の水蒸気噴火が発生。火山灰が遠方まで飛散した。
  • 1984年: 大規模な山体崩壊(御嶽崩れ)が発生。死者も出ています。
  • 1991年: ごく小規模な水蒸気噴火が発生。
  • 2007年: 水蒸気噴火が発生。マグマが浅いところにまで上昇していたことが明らかになりました。
  • 2014年: 大規模な水蒸気噴火が発生。多数の死者・行方不明者が出るなどの火山災害となりました。

要注意ですね!

御嶽山の位置

〒397-0201 長野県木曽郡王滝村

日本列島の中心近くに位置し、岐阜県と長野県の県境にある。

御嶽山地図

岐阜県の御嶽山周囲の道路

まずは、御嶽山の東側、岐阜県側から御嶽山に行ってみました。

岐阜県側の御嶽山の周辺道路は、御嶽山の北側を東西に走っています。
山岳道路なので、道幅は広くないですが、交通量が少ないので比較的快適に走行できます。
下の地図で示した道路から外れると、舗装されていない道路・旧道があったり、林道の入り口はゲートで閉じられていました。

飛騨御岳はなもも街道 = 鈴蘭スカイライン + 御嶽パノラマライン

と書かれていた。複雑ですね。

御嶽山周辺道路 岐阜県側
御嶽山周辺道路 岐阜県側

飛騨御岳はなもも街道 県道441号

岐阜県高山側から進入する道路は、Googleマップでは、県道441号は、「飛騨御岳はなもも街道」で表記されています。

巌立(がんだて)のある麓から県道441号を登っていく。
クルマが対向できる広さはありますが、道路が曲がりくねって見通しがきかないので注意が必要です。

 

鈴蘭スカイライン 濁川温泉線 県道441号

鈴蘭スカイライン 濁川温泉線 441号
鈴蘭スカイライン 濁川温泉線 441号

鈴蘭スカイラインは約9kmの距離

県道441号は、「飛騨御岳はなもも街道」を登って鈴蘭峠あたりまでが、「鈴蘭スカイライン」なのだろうか?

適度なワインディングが気持ち良い、快走道路ですね。

県道441号 岐阜県
県道441号 岐阜県

御嶽パノラマライン 県道441号

御嶽パノラマラインは約21kmの距離

県道441号は、「飛騨御岳はなもも街道」と表記されている部分の「御嶽パノラマライン」は、鈴蘭峠から濁川温泉への分岐までだろうか?

パノラマラインというだけあって、まあ、眺めは良い。
走行中でも、つい、御嶽山を探して見てしまいます。

御嶽パノラマライン 県道441号
御嶽パノラマライン 県道441号
溶岩流展望台
溶岩流展望台
溶岩流展望台、よく見ると2014年の御嶽山噴火の後、今だに噴気しているのが見えた。
御嶽山 周辺散策 岐阜県

岐阜県道441号線を、御嶽山を気にしながら濁河温泉に向かって走っていると、小さな退避スペースに「日本一の溶岩流」という看板が立っているのが目に入ります。ここは、御嶽山のビュースポットであると同時に、御嶽山からはるばる流れてきた溶岩流地形の観望スポットでもあります。

※ 撮影に適した時間は、早朝だと逆光になるので、正午前後か午後が良いかもしれません。

この展望台から見下ろす場所は一面、溶岩流(溶岩の流れた跡)で約16kmもあるらしい。

溶岩流(ようがんりゅう、英: lava flow)とは、火山の噴火に伴って、地下のマグマが液体の溶岩として地表に噴出し、流下する現象、およびその結果、地表に残された地形のこと。

日本一の溶岩流
「日本一の溶岩流」長大な溶岩流地形
飛騨御岳はなもも街道 県道441号
山の裾野付近は、木に囲まれて薄暗い見通しが効かないワインディングロード、御嶽山がちらちら見え始めるとテンションが上がってくる。展望台からの眺めは素晴らしいし、溶岩が流れてできた大地を少し高いところから見れるのも良い。
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濁川温泉

飛騨御岳〇〇街道から少しそれると、濁川温泉に行ける。

濁川温泉の街の宿泊施設は、寂れていて、ほとんどが営業していなかった。
ただ、日帰りの市営露天風呂は、やっている様でした。(でも本日休業で入れませんでした グスン!)

濁川温泉
濁川温泉
登山口

濁川温泉の奥に、御嶽登山道入口がありました。(登山口の標高1800mくらいなので、長野県側よりも低い位置から登ることになるので少し大変かな)

山頂まで 4.7km 230分(4時間弱か)

飛騨御岳〇〇街道 県道435ー463号

県道441号、県道435号、濁川温泉の分岐交差点
県道441号(下呂温泉)、県道435号(高根)、濁川温泉の分岐交差点の

県道441号は、「飛騨御岳はなもも街道」は、濁川温泉の分岐から県道435号になり、Googleマップでは「飛騨御岳しだれ桜街道」と表記される。

飛騨御岳〇〇街道 県道435ー463号
飛騨御岳〇〇街道 県道435ー463号

飛騨御岳しだれ桜街道 県道435号

濁川の分岐から柳蘭峠までのルートは、アップダウンの少ない道路。
御嶽山の平らな裾野を走行するイメージです。

飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑

飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑について 飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑は、岐阜県にある、美しい自然とスポーツを結びつけた魅力的な場所です。この石碑は、日本のマラソン界のレジェンドである高橋尚子さんにちなんで名付けられ、多くの人々に愛されています。

飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑
飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑
飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑から御嶽山、スキー場跡の広い駐車場がある。
飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑
飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑から乗鞍岳、この方向からの乗鞍岳は、山頂が尖った綺麗な山に見える。

乗鞍岳は標高3026mの火山で、安山岩、玄武岩質安山岩(溶岩の時は粘性が低め)なので、裾野の広い山になっています。ここからみると、よくわかりますね。
山頂付近の盛り上がった部分は、デイサイトか流紋岩のような粘性の高いマグマが固まったものだろう。

※ 写真は5月中旬

飛騨御岳しらかば街道 県道463号

飛騨御岳しらかば街道は約9kmの距離です。

名古屋YMCA日和田高原キャンプ場の近辺には、美しい白樺並木がありました。

名古屋YMCA日和田高原キャンプ場の近辺
道路の脇には美しい白樺並木
飛騨御岳〇〇街道 県道435ー463号
飛騨御岳しだれ桜街道 県道435号は、峠に近いところを走るがなだらかな道路で見晴らしある程度ある。特に、乗鞍方面が綺麗だった。
「飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑」の石碑のある広場(駐車場)は、開けていて、綺麗な2つの山を見ることができて良いところですね。(ただし、木陰がないが)

飛騨御岳しらかば街道 県道463号は、アップダウンの少ない、木々を横目に走る道路です。適度に流して走行すると、特に白樺並木は、気持ちの良い道路でした。
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御嶽 岐阜県 地質図

独立峰の御嶽山だが、西側(岐阜県高山市方面)の地質は、火成岩だが、東側(長野県側)は付加体である。
プレートテクトニクスによって付加体は西側に少しずつプレスをかけている(いた)と考える。

御嶽 岐阜 地質図
御嶽 岐阜 地質図 
青色の線は今回紹介した道路。
赤線は、岐阜県と長野県の県境。

地質図の黄土色は、御嶽山から噴出した安山岩・玄武岩質安山岩である。
「溶岩流展望台」から「がんだて公園」に向かって流れた様子が窺い知れる。
5万4千年前の出来事だそうです。

周辺情報

観光

がんだて公園

山をどんどん階段で上がって行き絶景を見ることが出来ます。
5万4千年前の溶岩で出来た巌立峡は一見の価値あります。

環境維持協力金300円

がんだて公園
巖立(がんだて)の要右岸流の柱状節理の節理の描く模様がすごい!御嶽山から流れ出た玄武岩質の溶岩の量は、一体どれだけ?

キャンプ場

かんだて公園に近い有料キャンプ場

乗り入れ可、料金1800円、予約不可

川沿いなので、水の流れる音で周りの不快な音は聞こえない。

中川原キャンプ場
河川に囲まれた林のある中川原キャンプ場

温泉

標高が約1700mにある日帰り入浴施設(市営)。
第2第4水曜日が休み

料金は600円

濁川温泉 市営露天風呂
濁川温泉 市営露天風呂は、水曜日は定休日であった。
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