雄島の位置
〒913-0064 福井県坂井市三国町安島
福井県坂井市三国町安島に無料の駐車場がある。赤い橋から見る柱状節理は一見の価値がある。
雄島とはどんな島
雄島は、福井県坂井市三国町安島にある島で、越前海岸を代表する景勝地の一つです。周囲約2km、標高27mのこの島は、古くから海の神様を祀る聖地として崇められてきました。
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雄島の魅力
神秘的な自然
雄島は、1300万年前の溶岩で形成された島で、独特の岩肌や原生林が魅力です。特に、板状節理と呼ばれる美しい縞模様の岩は、雄島ならではの特徴です。
歴史と文化
島内には、古くからの石碑や岩窟などが数多く残されており、歴史と神秘的な空気を味わえます。
絶景
朱塗りの橋を渡り、石段を上ると、雄島の全景を一望できる絶景が広がります。特に、日没時の風景は息をのむ美しさです。
雄島はどのようにできたか
固結した貫入岩体であると考えられています。
貫入当時の岩体は,底面が平らな鏡餅のような形状(ドーム状)をしていたことが推定で きます。
現在の地形は,長年の波浪による侵食によって大部分が消失した結果のようです。
※ 流紋岩は暗紫色で、美しい縞模様が特徴です。この縞模様は「流理構造」と呼ばれ、粘性の高いマグマが流動しながら地表近くで冷え固まったときにできる流れ模様です。
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雄島の二つの節理
島の中の案内図には、「雄島は流紋岩の溶岩流が冷え固まった」とされていますが、貫入岩とするならば地表には出ていないので少し変かな。
- 島の北側の岸壁にある柱状節理の岩石の割れた面を拡大すると、貝殻のような模様が見えます。
- 島の西側に広がる板状節理は、木材が風化したような不思議な感じです。木目が剥がれていくような岩石です。
※ 溶岩とマグマの違いは、マグマが地球内部で岩石が溶けた状態の液体で、溶岩はマグマが地表に流れ出てきたもの。
※ 溶岩流(ようがんりゅう、英: lava flow)とは、火山の噴火に伴って、地下のマグマが液体の溶岩として地表に噴出し、流下する現象、およびその結果、地表に残された地形のこと。
※ 貫入岩(かんにゅうがん)とは、マグマが地殻内部に貫入して固結してできた火成岩の総称です。Gemini
流紋岩は、名前の通り溶岩が流れた方向に残る濃淡のある模様がある。
模様によって風化の度合いが異なるようです。
板状節理は薄い板状になっているので、簡単に剥がれそうですが、実際は手の力では全く剥がれませんでした。
板状節理とは、岩石にできた平らな板のような割れ目のことです。まるで大きな本が何枚も重なっているように、規則的に割れ目ができているのが特徴です。
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大湊神社
大湊神社は650年頃の創建といわれる古社で、1186年には奥州に向かう途中の源義経が参拝したいう記録が残る。その後、越前国を治めた朝倉家の祈願所に定められて栄華を極めたが、織田信長の近江・越前国侵攻の際に戦火に遭い焼失し衰退した。江戸時代になると福井藩主・松平忠直によって復興が図られ、1621年に社殿が再建された。
旅色
朱色の橋を渡ると、大きな鳥居をくぐることになる。拝殿に行くには、階段を登ります。
木造の拝殿は森の中にあるので、痛みの進行は早そうでした。
雄島灯台
雄島灯台(おしまとうだい)は、福井県坂井市三国町にある雄島に立つ白亜塔型の小型灯台。
2010年(平成22年)高光度LED灯器に変更、合わせて電源を太陽電池化。
雄島橋
朱色に塗られた雄島橋は、見た目の美しい橋です。
橋の途中で、橋の下の海をみると、吸い込まれそうな綺麗な海の色、雄島の見事な左手の幾何学的な柱状節理が見れます。
橋を渡り切ると、鳥居があって、ここからは、神域ということになります。
初代の雄島橋は昭和11(1936)年5月から工事に入り、昭和12(1937)年4月に完成しました。 信仰と観光の目的で、約300メートルの橋を架橋したのです。
現在の雄島橋(224メートル)は三国町が昭和56(1981)年10月に竣工した二代目の橋だそうです。 平成22(2010)年から平成25(2013)年に朱色の塗り直しがされています。三国町
地質図
地質図では雄島の地質は
地質図では雄島の地質は
火成岩 形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 後期ランギアン期〜トートニアン期
岩石: 安山岩・玄武岩質安山岩 溶岩・火砕岩地質Navi
地質Naviでは、安山岩となっていますが、詳しい地質図では、流紋岩になっていました。流紋岩が正解ですね。
陸地側の安島の沿岸は安山岩質である。
雄島は流紋岩質マグマが先に堆積した地層中に貫入した貫入岩体であると記されていた。
越前海岸の食
越前海岸は、海の幸が豊富で美味しいことで有名です。
ぜひ、奮発して食べてみることをオススメします。
民宿でも、海鮮を出すレストランでもOKです。
特に、カニの解禁日以降のカニ料理は、大分高いお値段ですが、一度味わうこと。
※カニの解禁日は、11月6日、終わりは12月31日くらいかな。(保護のため)