伊根の舟屋とは
舟屋は海辺ぎりぎりに建ち並び、1階が舟の格納庫の他に、漁具などの物置場として使われており、2階は住居となった機能的な建物です。 平成17年には、漁村では全国初となる国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
伊根の舟屋(いねのふなや)は、京都府与謝郡伊根町の伊根湾(伊根浦)沿いの海面すれすれに立ち並ぶ船倉兼民家で、1階に船の収納庫、上階に住居を備えた、この地区独特の伝統的建造物である。この景観に人口2千人ほどの町に年間30万人超の観光客が訪れている。
伊根の舟屋が建つ地区は、重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。wikipedia
位置
〒626-0423 京都府与謝郡伊根町平田
伊根の舟屋
伊根の舟屋は、京都府伊根町にある独特な景観で知られる伝統的な家屋です。1階が船の収納スペース、2階が住居スペースという構造が特徴で、まるで海の上に家が浮かんでいるように見えます。
なぜ舟屋がこのような形になったのか
海の上に建っているような伊根の舟屋が、どうしてこの形になったのだろうか?
簡単に言うと、伊根湾が、波の穏やかで潮位の変化の少ない湾だったからです。
地理的要因
荒波が少ない
季節風がさえぎられる
伊根浦は、東、西、北側の三方を丹後半島の山々に囲まれているため、日本海側からの季節風がさえぎられる地形である。
自然の堤防
伊根湾は日本海側からの荒波が入りにくい南向きに開口し、また湾口の真中には、大小二つの島からなる面積計約5 haの青島があり、湾の入り口を二分し伊根湾にとって防波堤の役割となっている。
水深が深い
伊根湾内の波は穏やかである。また三方を囲んでいる山は硬い岩山で傾斜が急なまま海低にまで続き、水深が急激に深くなり、波を起こしにくい地形を形成している
潮位の変化が少ない
日本海側なので、潮の干満の差が少なく年間の平均潮位差は50 cm程度である。
歴史
山の急な斜面が伊根湾の海岸線まで迫っていることから、元の集落は現在の集落のように海沿いに並んでいたのではなく、現・集落の背後にある山の中腹が生活圏となっており、住居や畑、 道路や寺社などが段々に建ち並んでいた。
そのため出漁のたびに浜へ降り作業をするが、海岸線からすぐ傾斜が急な山の斜面となり、平地が少なく漁具を干したり漁船を陸地に上げるには狭く手間もかかる。
先人たちは、永年協力しあい山を削り僅かな平地を造り主屋や蔵を建て、海を埋めたて海際ぎりぎりに漁具、漁船を収納する舟倉としての舟屋を建て漁業への利便を図ったのが、舟屋の始まりとされる。
狭い浜に主屋を建て住居が山腹から浜へ移っていき、次第に伊根湾沿岸部約5km全域にわたり主屋や舟屋が連続する現在の町並みが形成されていったようです。
伊根の舟屋の魅力
唯一無二の風景
ここでしかみることのできない舟屋の建造物のある風景が最大の魅力でしょう。
体験観光
舟屋を改装したカフェや民宿に泊まる、遊覧船に乗るなど、様々な体験ができます。
伊根湾めぐり遊覧船: https://www.inewan.com/
伊根町観光協会: https://www.ine-kankou.jp/
周辺情報
近くの観光スポット
天橋立ビューランド
文珠山山上にあり、天橋立を南側から一望できる展望所です。
ここから「股のぞき」した時の眺めは、天橋立が天に舞う龍のように見えることから「飛龍観」と呼ばれています。
展望所に上がるにはリフトを使うのが良いでしょう。
天橋立ビューランドには、天橋立を眺めながら食事ができる展望レストランや観覧車などのアトラクションがある。 文珠山の山頂に位置し、展望台から「股のぞき」で眺められる天橋立は、天舞い昇る龍に例えられ「飛龍観」と呼ばれる。天橋立を北側から望むことができる傘松公園の展望台と並ぶ、天橋立のベストビュースポットである。
wikipedia
丹後の食
民宿に泊まってじっくりと美味しいものを食するのが理想かな。
カニ
カニのシーズンを狙って、民宿に泊まってカニを堪能することを強くお勧めします。
日本酒
丹後の地酒には、美味しい日本酒があるので、ぜひ味わってみることをお勧めします。
ものすごく美味しいお酒に出会えますよ!
周辺のキャンプ場
豊岡市大師山自然公園キャンプ場
〒668-0843 兵庫県豊岡市引野
無料、予約不要
白糸の滝キャンプ場
〒668-0203 兵庫県豊岡市出石町袴狭
無料、予約不要