国賀海岸
国賀海岸(くにがかいがん)は隠岐島(おきのしま)、西ノ島の西側に広がっており、海食崖や興味深い岩石が見られる隠岐諸島の中で最も美しい場所の一つです。ここの魅力的な風景の中には、通天橋という印象的な赤、白、灰色の岩で彩られた岩、257mの高さにそびえる摩天崖があり、澄んだ青色の海とのコントラストが見事です。国賀海岸の崖の上では、牛や馬が放牧され、牧歌的な風景となっています。
環境省
位置
〒685-0431 島根県隠岐郡隠岐の島町伊後
国道485号から伊後港に行くには、伊後の細い複雑な町道を通り抜けるので、注意が必要です。

国賀海岸の風景
国賀海岸展望台
国賀海岸展望台は、広い駐車場があり、また、定期バスの運行があるので西ノ島を訪れたのであれば是非とも行くべきスポットと言えます。
展望台はバスの停留所にある東屋から先は綺麗な芝生になっています。
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夕日もオススメ
ロウソク岩に火が灯ったような写真を撮るために、夕方、国賀展望台に行ってみた。
位置取りとタイミングが難しいですが、この時(四月中旬)は、下の広場に向かう道路の途中で撮影した。
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〒684-0211 島根県隠岐郡西ノ島町
国賀海岸
豆知識
観音岩(かんのんいわ)
国賀海岸の奇岩の中でもひときわ細長くそびえ立ち、丘からも見ても、海からも観音様に見える奇岩(約40m)です。観音岩(ローソク岩)の高さ日本一!
西ノ島の地質図

隠岐島島前は、焼火山(たくひやま)を中央火口丘として、それを取り囲む西ノ島、中ノ島および知夫里(ちぶり)島の3つを外輪山とするひとつの大きなカルデラ火山と考えられています。
これを島前火山と呼んでます。
西ノ島にある国賀海岸もカルデラの外輪山に位置し、地質は
火成岩
形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 メッシニアン期〜鮮新世
岩石: アルカリ玄武岩・粗面玄武岩 溶岩・火砕岩
つまり、アルカリ玄武岩・粗面玄武岩ということになる。
※ 島前3島は、約600万年前の2つの大規模な成層火山が繰り返し噴火して誕生しました。その後、島前カルデラが約500万年前頃に形成され、火山の頂上が陥没して海水で満たされました。島前の火山活動は最後に約40万年前で終了しています。
島根県の記事

摩天崖 西ノ島 島根県
隠岐島、西ノ島の西岸にある海抜257メートルの大絶壁の上にある牧草から望む絶景展望所、馬と共にゆったりとした時間を過ごそう。

伊後港から見る圧巻の断崖絶壁 隠岐島 島根県
隠岐島 島後の北の先端に突き出る白島の西側の岸壁が崩れ落ちて絶壁となっている様子が圧巻である。

隠岐福浦埼灯台 隠岐島(島後)島根県
ロウソク岩のような形状の隠岐福浦埼灯台は、駐車場から距離400m、高低差40mを歩いていく、とても美しい灯台の見える風景です。

西郷岬灯台 隠岐島(島後)島根県
隠岐の島の海の玄関口西郷港に入港する船舶への道しるべとなる灯台で隠岐空港エリアの溶岩台地で小高い山の岬にあります。