海谷三峡パークの位置
〒949-1214 新潟県糸魚川市見滝
細い道路を通る。
渓谷の対面に迫力のある大きな岩盤があるだけです。
※ 海谷(うみだに)
海谷三峡パーク周辺の地図
国土地理院の地図には山名の表記されていなかったので、地図に記入した。
海谷三峡パーク
千丈ヶ岳の岩壁
海谷三峡パークのウッドデッキからみえる、縞模様の岩壁は、千丈ヶ岳(国土地理院地図には表記されていない)の南側の岩壁になります。
岩壁には、大胆な斜めの地層が見えます。
どのように造られたのか?
※ 千丈ヶ岳(せんじょうがたけ)
石板に書かれていた内容は、
千丈ヶ岳の岩壁は、安山岩という火山岩でできており、約400万年前の海底火山から流れ出た溶岩などが、その後、起して地表に現れたものです。
海谷渓谷のV字合は隆起する大地が眼下に流れる海川によって、長い年月の間、深く浸食されてできあがりました。
海底の火山活動は、約32000万年前に日本列島がアジア大陸から離れることで誕生したフォッサマグナが、また海だった頃に起きたもので、柏崎の米山、長野の戸際山なども同時代の火山岩からできています。平成4年10月 糸魚川市
岩壁を拡大してみると
海底火山で大量の溶岩が流れ出したり、止まったりして層を造ったのだろう。
鉢山は溶岩の岩脈
写真の中央奥にみえる鉢山は、かつての海底火山のマグマの通り道です。
この方向から見ると縦長に見えますが、実際には、奥側に長い形の山になっています。
個人的には、展望でキッキから、渓谷の間に映る鉢山の様子は、秘境感があって、悪くないと感じます。
楢山節考
『楢山節考』(ならやまぶしこう)は、深沢七郎の短編小説。
山深い貧しい部落の因習に従い、年老いた母を背板に乗せて真冬の楢山へ捨てにいく姥捨山の物語。wikipedia
楢山節考 (1983年の映画)
海谷ロケ地
1982年の秋から冬にかけて海谷渓谷で映画「楢山節考」のクライマックスシーンとなる姥捨て場面の撮影が行われたそうです。
長男辰平(緒方拳)が母おりん(坂本スミ子)を背負い海谷の秘境を分け入ったシーンが撮影されたそうです。
「楢山節考」は翌年1983年のカンヌ映画祭でグランプリを受賞しました。
海谷ロケ地の裏話
緒形が坂本を背負って歩くお山いきのシーンでは、糸魚川上流の200メートルもの崖の上の狭い尾根にスタッフで道を作り撮影した。
距離としては10メートルぐらいで、緒形と坂本が決死の覚悟でこのシーンを演じ、無事に終わって抱き合ったら、今村が「もう一回」と言ったそうです。
※ 今村は、監督 今村昌平氏
海谷周辺の地質図
周辺情報
観光地
フォッサマグナミュージアム
体験型の地質&自然歴史博物館。化石やヒスイを展示する。構造プレートのシミュレーションも見られる。
〒941-0056 新潟県糸魚川市一ノ宮1313
キャンプ場
海谷三峡パーク
利用手続きは不要の無料キャンプ場です。
整備はされているようです。
近くに何もないので、全てを準備してから向かうべし。
登山者のためのキャンプ場にしては、充実しているかもしれない。