元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)
元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)の主祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。日本書紀では倉稲魂神とも呼ばれます。
元乃隅神社は、山口県長門市にある神社で、最大の魅力は、海を背に連なる123基の朱塗りの鳥居群です。昭和62年から10年かけて奉納された鳥居は、龍宮の潮吹側から100m以上にわたって並び、日本海の青と周囲の草木の緑とのコントラストが美しい絶景スポットとして知られています。
1955年(昭和30年)、地元の網元であった岡村斉の枕元に白狐が現れ「吾をこの地に鎮祭せよ。」というお告げがあったことで、元乃隅稲成神社として建立された。
商売繁盛、大漁、海上安全は元より、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就などの大神として、地域の人々の信仰を集めているという。
なお、稲荷神社ながら「稲成神社」の文字を用いている太皷谷稲成神社(島根県津和野町)とは無関係であり、宗教法人やその他のいかなる法人でもなく、個人の所有物である。そのため、神社本庁・山口県神社庁には所属していない。
2019年1月1日より稲荷を省いて「元乃隅神社」に改名されました。wikipedia
位置
〒759-4712 山口県長門市油谷津黄498
山口県の日本海側に位置する。
元乃隅神社の景色
本殿には高さ6mの大鳥居
123基の朱色の鳥居
海沿いの神社から断崖絶壁の先端に向かって続く鳥居の数は、全部で123基。 「一二三(ひふみ)」と読むことができるとても縁起のよい数です。
これらの朱色の赤、木々の緑、海や空の青のコントラストが眩しい景色です。
地質
北長門国定公園にある観光名所「竜宮の潮吹き」(昭和9年8月天然記念物及び名勝に指定)付近の地質は,古第三紀始新世の津黄安山岩を主体とする火山岩層からなり,岩石は著しく変質している.この火山岩層は,白亜紀関門層群を不整合で覆い,漸新世日置層群と後期中新世山陰火山岩(アルカリ玄武岩)に不整合で覆われる.
竜宮の潮吹について
安山岩に貫入したデイサイトという岩脈が波で削れて洞となり、うち寄せる波が突入するごとに洞内の空気が圧縮され、その空気圧により海水を吹き上げる現象が見られます。
北東の風で海が荒れると、潮の高さは30 mにもなることがあります。
元乃隅神社周辺の地質
地質図によるとこの辺り一帯は、
火成岩
形成時代: 新生代 古第三紀 漸新世 ルペリアン期
岩石: 安山岩・玄武岩質安山岩 溶岩・火砕岩
新生代古第三紀漸新世ルペリアン期は、約3390万年前から約2810万年前にあたるとされています。
Gemini
元乃隅神社の正式な参拝順序
元乃隅神社の入り口の鳥居は海側にあるので、正式には駐車場から直接海岸側に降りてから、下側から鳥居をくぐって登るのだそうです。
帰りは、鳥居から降って、駐車場へ直接登る通路を通ります。
まあ、観光目的の参拝なので、自由でいいのですが……..。知っておくと良いかもしれません。
周辺情報
近くの観光スポット
角島大橋
エメラルドグリーンの海の上にかかる直線と綺麗なカーブを描く橋の風景は絵になる。
東後畑棚田
丘陵地が海岸近くまで迫っている棚田から日本海を一望でき、日本の棚田百選に選ばれた。無料駐車場完備。
千畳敷
緑豊かな高台から日本海を一望する景勝地。人気のキャンプ場もある。
立石観音
漁港にそびえ立つ高さ41mの岩峰。急な階段で上まで登れます。駐車場がないかも。
川尻岬展望台
玄武岩の溶岩流や柱状節理が見られる。
近くのキャンプ場
青海島キャンプ村
フリーサイト・テント1張 500円 駐車料金 500円 2024年現在
川尻岬キャンプ場
利用料金 無料
駐車料金 バイク150円
千畳敷高原キャンプ場
テント1張1泊につき/1,000円
当日受付のみ
車の乗り入れ不可
標高333mの高台にある千畳敷に設けられたキャンプ場。高台から眺める日本海の絶景、夜の日本海に浮かぶ漁り火、日の出が楽しめるキャンプ場として人気があります。