大野亀 二つ亀は貫入岩 佐渡島

大野亀、二つ亀は、地中に溜まったマグマが地殻内に陥入して固結した深成岩で、それらを貫入岩と呼ばれています。

内容の項目

大野亀・二つ亀は貫入岩

マグマが地下で固まってできた大野亀と二つ亀。
佐渡島は隆起してできたので、その時に一緒に地中から姿を現したと考えられています。
詳しくは後述します。
 

位置

大野亀
〒952-3203 新潟県佐渡市願

二つ亀
〒952-3205 新潟県佐渡市鷲崎

佐渡島亀マップ

大野亀

新潟県佐渡島にある大野亀は、マグマの隆起によってできた貫入岩体で、日本三大巨岩のひとつです。
佐渡島は隆起によってできた島で、海底の将来佐渡になる大地に押される力が加わったことで海から顔を出しました。その結果、大佐渡と小佐渡の2つの島が誕生しました。 大野亀は海抜167mの巨大な一枚岩で、道路から見ると海に突き出た亀のように見えます。

大野亀は5月下旬から6月上旬、トビシマカンゾウの花が咲き乱れる季節が最高の観光時期だと思います。

※ 一説では、カメはアイヌ語でカムイに通ずる神聖な島の意味で、「大いなる神」を意味するという。 

二つ亀

大佐渡の最北端 に位置する二つ亀は、二匹の亀がうずくまっているように見える島です。潮の満ち引きで景色が変わる。

SADO二ツ亀ビューホテルに付属する二ツ亀キャンプ場からは、朝日と夕日の二つ亀がを見ることができる。

透明な海に浮かぶ2コブの黒い島. ここにある海水浴場は、「全国快水浴場100選」に選ばれています。

海竜の影響か、陸と亀の間には砂州形成されていて、干潮時には陸続きになって二つが目に渡ることができる。

二つ亀キャンプ場からみる夕日は格別です。
とても綺麗な夕日に見惚れてしまうことは、間違い無いでしょう。

二ツ亀自然歩道と賽の河原

賽の河原とは?

賽の河原(さいのかわら)とは、死出の旅(しでのたび)の途中にある河原です。

親よりも先に死んでしまった子供は三途の川を渡ることはできません。
三途の川の手前にある賽の河原で、石を積み上げ続けることになります。
子供達の石積みは、毎日朝6時間、昼6時間の合計12時間です。
半日もの間ずっと石を積み続けるので、指先からは血が流れていますが、それでも石を積み上げ続けています。
一生懸命石を積み上げて塔を作っているのですが、鬼がやってきて積んだ石を壊してしまいます。
どんなに一生懸命石を積み上げても、必ず鬼に壊されてしまうことから、賽の河原には「無駄な努力」、「きりがないこと」という意味があります。

二ツ亀自然歩道を行く

周辺情報

近くのキャンプ場

二ツ亀キャンプ場

キャンプ場の受付はSADO二ツ亀ビューホテル(佐渡最北端の宿)。
荷卸の際はサイトに車で入れるが荷卸後はホテルの駐車場へ。

有料のキャンプ場だが、絶景を見たいなら一度は泊まろう。

二ツ亀キャンプ場
二ツ亀キャンプ場は、斜面にある。二つ亀方向に階段を降りると海水浴場につながる。

大野亀・二つ亀の地質

亀の地質図
地質図:紫色が大野亀・二つ亀

地質図の紫色のところが二つ亀、大野亀です。

火成岩
形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 後期ランギアン期〜トートニアン期
岩石: 玄武岩 貫入岩

二つの亀は、貫入岩という岩石でできています。

※マグマが地表に噴出せず、地殻内部に貫入して冷え固まって生じた岩石の総称。

玄武岩 貫入岩
大野亀の地質は、粗粒玄武岩(ドレライト)で、玄武岩の一種ですが、地下でゆっくりと冷えて固まったため、結晶が大きく成長し、粗い粒状の組織を持つ。

後期ランギアン期: 約1597万年前から1382万年前
トートニアン期: 約1382万年前から1163万年前
つまり、後期ランギアン期からトートニアン期にかけて、およそ235万年という長い年月が経過しています。

近くの観光

舟隠し岩

佐渡弥彦米山国定公園(舟隠し岩)。 祠や縄が張られた岩などがあり、舟隠しの伝承が伝わっているそうです。
国定公園にふさわしい美しい景観が広がっており、遊歩道は波の影響で一部が少し傷んでいるものの、散策する価値は十分にあります。

押出岬

県道45号 (佐渡一周線 )の「Z坂」の最高峰の岬

高台から見る綺麗な湾のある風景は、いいなと思う。
本当に綺麗に感じるから、見てね。

佐渡島岩谷口 跳坂・Z坂
岩谷口 跳坂・Z坂 眺めが抜群です

尖閣湾

尖閣湾は姫津から北狄まで約3kmの海岸に広がる5つの小湾の総称です。天下の絶景と賞され世界一と呼ばれている北欧ノルウェーのハルダンゲル峡湾の景観に勝るとも劣らず、正に東西両洋に対をなす海岸美として『尖閣湾』と命名されました。昭和46年には海中公園に指定、さらに平成8年には日本渚百選に選定されています。

佐渡島の記事

大間港跡

大間港跡 佐渡島

明治25年(1892年)、コンクリート工法以前の石灰等を用いた「たたき工法」により完成した港で、鉱石の搬出や石炭などの鉱山の資材搬入に使われました。

北沢浮遊選鉱場跡 佐渡島

北沢浮遊選鉱場跡 佐渡島

北沢浮遊選鉱場は、金の鉱石を選鉱する目的で当時建てられた最も先進的な建造跡のひとつで、佐渡島の近代鉱業の歴史を代表するもの。

佐渡 大野亀

佐渡島の自然 新潟県

佐渡島の自然や歴史が垣間見れる風景を中心に写真にしました.やはり、金山の跡の印象が強いかもしれませんね.

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