北沢浮遊選鉱場は昭和初期の遺物
北沢浮遊選鉱場(きたざわふゆうせんこうば)は、かつて新潟県相川町(現・佐渡市)で稼働していた、佐渡金山(相川金銀山)の選鉱所である。
遺構は「佐渡島のラピュタ」と呼ばれ、観光スポットとなっている
相川北沢地区では1937年(昭和12年)の日中戦争開始に伴う国策の増産体制の一環として同年から1940年(昭和15年)にかけて大規模な選鉱施設が整備され、当時としては最新の技術である浮遊選鉱を行う選鉱場のほか、シックナー(濃縮器)が建設された。月間5万トンの原鉱を処理する大選鉱場として操業され、1940年には佐渡鉱山史上最高産出量を実現した。
wikipedia
位置
〒952-1539 新潟県佐渡市相川北沢町3−2
鬱蒼とした雰囲気の遺構。鉱山から金や銀を採掘していた 1930 年代の浮遊選鉱場。
佐渡島にあるラピュタ
近代遺産の象徴「東洋一の浮遊選鉱場」
相川の北沢地区には発電所やシックナーなど鉱山の近代化に貢献した施設群(国の史跡)が密集しています。
もともとは銅の製造過程で行われていた技術であった浮遊選鉱法を金銀の採取に応用し、日本で初めて実用化に成功したものです。
戦時下の大増産計画によって大規模な設備投資がされ、1ヶ月で50,000トン以上の鉱石を処理できることから「東洋一」とうたわれました。
いろいろなところを旅してきましたが、この空間は、ちょっと異質な感じがしました。
それは、コンクリートで出来た幾何学的な廃墟です。
実際、ここでしかみることはできない風景です。
自然の中に埋もれた廃坑の風景とも違うし、ここでしか感じ取れない何かがあって、できれば、実際にこの場所に立って感じてみるのが良いですね。
周辺情報
キャンプ場
二ツ亀キャンプ場
キャンプ場の受付はSADO二ツ亀ビューホテル(佐渡最北端の宿)。
荷卸の際はサイトに車で入れるが荷卸後はホテルの駐車場へ。
有料のキャンプ場だが、絶景を見たいなら一度は泊まろう。
近くの観光
舟隠し岩
佐渡弥彦米山国定公園(舟隠し岩)。 祠や縄が張られた岩などがあり、舟隠しの伝承が伝わっているそうです。
国定公園にふさわしい美しい景観が広がっており、遊歩道は波の影響で一部が少し傷んでいるものの、散策する価値は十分にあります。
押出岬
県道45号 (佐渡一周線 )の「Z坂」の最高峰の岬
高台から見る綺麗な湾のある風景は、いいなと思う。
本当に綺麗に感じるから、見てね。
尖閣湾
尖閣湾は姫津から北狄まで約3kmの海岸に広がる5つの小湾の総称です。天下の絶景と賞され世界一と呼ばれている北欧ノルウェーのハルダンゲル峡湾の景観に勝るとも劣らず、正に東西両洋に対をなす海岸美として『尖閣湾』と命名されました。昭和46年には海中公園に指定、さらに平成8年には日本渚百選に選定されています。