Lightwaight Compact(軽量コンパクト)

Lightwaight Compact(軽量コンパクト)という日本人のこだわり

写真は、iPhone Xはアメリカ製、リコーGRIII(180g)は日本製と軽量コンパクトです。

日本人には縮み思考というものがあるそうです。

俳句は5-7-5という最小限の言葉で表現する詞であったり、過去にウオークマンというカセットテープケースくらいの大きさの聞くだけのカセットテーププレイヤーを作ったり、(カセットテープのウオークマンの衝撃は、日本よりも海外で大きかったようです。) 

極め付けは、畳めるウチワ、扇子(せんす)を作った日本人、 何でも縮めてしまう日本人のその源は、どこからきたのであろうか?

環境に対応した者だけが生き残る自然の節理

人は環境で変化すると、私は思っています。(植物やその他の動物も同じです)
日本列島という、過酷((かこく)で豊かな環境が、日本人を形作ったと考えると、辻褄が合うように思います。
過酷な環境とは、日本列島という島は、地球のプレートが交差する場所に位置し、地震、津波、火山噴火、土石流など、様々な災害が起きてきました。
また、台風の通り道で、猛烈な雨風が河川を氾濫させ、土砂崩れなど、災害の宝庫でもあったわけです。(現在でも、日本人は、自然災害を克服できていませんが、多分克服はできなでしょう)

それらの災害に対抗する術は、
ちっぽけな存在の人間という生き物には、逃げる以外に助かる道は、なかったと考えます。
昔の人の話では、命をつなぐための衣食は、一つの入れ物に入れて、いつでも逃げる準備をしていたと教えられました。

日本人のDNAと旅と扇子

逃げるときに、重くて大きいものは、単に体力を奪う邪魔物にしかなりません。
日本人のDNAには、過去の出来事や歴史から、いつでも逃げることのできる、軽くて小さいものの、こだわりがあります。

また、江戸時代後半の日本は、とても精神的に裕福で幸福を謳歌(おうか)していたようです。
江戸時代の人々は、いろんな地を旅していたと言われます。(参勤交代の影響で道路が整備されたことも一因かもしれません)
当然、自分の足で、歩いて山を越え、谷を渡り、川を渡り、大変な旅の行程です。
旅の持ち物といえば、お金と食事はおむすび、竹筒に入れた水、簡単な着替え、そして、汗をかいたら扇子だったのだろう。(「ウチワ、団扇」は意外と大きく邪魔になるかも)

この畳めるウチワ、扇子は日本人を象徴するモノだろうと思います。(こんなものでも日本人は綺麗な細工を施し価値を高めます)

知足と軽量コンパクト

軽量コンパクトは、いろんなものを軽く小さくするだけではなく、知足という考えに繋がります。
足るを知る
吾唯知足(吾ただ足るを知る)

この言葉の語源は、
「老子」33章の「足るを知る者は富む」から、みずからの分 (ぶん) をわきまえて、それ以上のものを求めないこと。
分相応のところで満足すること。
「知足天」の略「兜率天 (とそつてん) 」に同じ。

“吾唯知足” とは「吾、ただ足るを知る(ワレタダタルヲシル)」と読み、意味は「私に必要はものは既に満ち足りている(故に何ももう必要無い)」という意味で、その由来は禅宗の教えから来ています。

旅をすることは、日本人のDNAに刻まれており、
軽くコンパクトな装備で、旅をすること、究極的には本当に必要なモノだけを取捨選択する知足、不必要なものは持たない、(断捨離にも通じるのかもしれません)、現代も過去も同じだと思います。

大きくて重いものは、本当に必要なんですか?

ここから、何が、重くて大きい物に憧れるのかを考えてみました。
それは、他人との競争や比較、そして見栄だろうと思います。
不必要なものをたくさん背負うことは、山岳登山をする人には無駄なことと、すぐにわかりますね。
自分自身の体力を向上させ、最小限の荷物で背負うものを少なく軽くして、登山に挑むのではないかと思います。
あと、軽量コンパクトを妨げる項目に、不安と恐怖があります。
将来の不安は、たくさんの貯蓄をして貯め込み、その財産を守るために、自由を奪われ、一生に一度しかない貴重な時間を費やします。

話がだいぶん横道にそれましたが、

軽量コンパクトと一人旅

野営をしながら一人旅をするには、衣食住を持ち運ぶのですが、最小限を心がけ、不安や恐怖の材料を少なくする努力をします。
何回も旅に出かけることで試行錯誤すれば、自ずと自分の最小限に行き着く思います。
ヒントは、登山でテント泊をする人を参考に、自分のスタイルを確率していけば、そして、新しい手法を取り入れていけば、洗練された旅に行き着くのではないかと思います。

究極はブッシュクラフトのように

だからと言って、ブッシュクラフトのように道具だけ持って山や河原に泊まるには、寝泊りに時間がかかりすぎます。
知らないところで、安全に野営を確保するには、現代では難しいのだと思います。
宿泊施設、たとえば、旅館、ホテル、民宿、ライダーズハウス等の利用でも持ち物を少なくできますが、どうしても、施設の時間に合わせることになります。
早朝に起きて、天気が良いから、早く出発しよう!とか、融通がきかないところ、それと、費用がたくさん必要ということは、同じ金額では滞在期間が減ります。

やはり、テント泊がバイクの一人旅には合っているように思います。

前置きが長くなりましたが、持ち物は、自分で考えて、自分で揃えてみて、試行錯誤してみるのが良いのだと思います。
キャンプをしに行くのであれば、大きなテントや大きなテーブルやしっかりとリラックスできる椅子など、アウトドアを快適に過ごせるように考えますが、バイクでテント泊をする場合は、そんなに余裕はないと考えた方が良いと思います。
また、たくさんの荷物を載せた場合、操縦安定性が低下し、転倒や立ちゴケの危険性が高まります。
そのように考えると、不必要なものは、とことん削って、必要なものは、できるだけコンパクトで軽いことがバイクひとり人旅には重要なことと思います。
でも、長期間の旅の場合は、ある程度の快適性は必要だと思います。
自分自身は、そんなことを考えながら、持ち物を選択しています。
そして、常に変化しながら、時代に対応しながら旅をするのだと思います。

扇子を考えた日本人は次は何を考える?

扇子は竹と和紙の特性と職人の技の結晶のように思います。
では、これからの時代の素材はと、問われると、
チタンの可能性を生かすようにすべきかもしれません。
硬く、軽く、科学的に安定している、一度買えば一生使える可能性。
キャンプ道具の食事の道具は、工夫次第でどんどんチタン製品になっていくように思います。
さらに、バイクも鉄からアルミ、そしてチタンで作られるかもしれません。
軽くてコンパクトは日本人のお家芸だったけれど、情報の障壁がなくなった今、世界中で、チタンを使った製品が低コストで作られると思います。
熱伝導性が悪いので、火にかけると、食材が焦げ付きやすいのも、間に何かを挟めば問題解消可能のようだし、
あとは、コンパクトにするには、持っていくものの組み合わせで、コンパクトにできると思います。
また、マルチツール のような多機能という方法で、持ち運ぶものの点数を少なくできれば、さらに、快適と考えます。

経験値を上げる事、スタイルを固定させずに新しい物にチャレンジし、失敗と成功をたくさん経験する事、そして、それを楽しむことが旅の目的であり、人生の生き方であると考えています。
一人旅も、人生も面倒くさいですね。
でも、面白いと思える、感じることが、「めんどくさい」を乗り越えることができるのだとわかってきました。

※この文章はJune-2020に書きました。POP KARAIE 唐家克也

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