オフロードバイクで行く旅のスタイル
ひとり旅の方法を模索している中、キャンプ地を山を越えるルートを考え、2泊3日で練習してみた。今回は、石川県から福井県へ。
人混みの街の中や交通量の多いルートはできる限り人を避けて旅のシミュレーションをしてみることにした.
山越ルートの旅
2020年はコロナウイルスの影響があって、外出を控えるようにと国からの要請があって、旅に出かけられずにいました。
暑い夏が過ぎ、秋になって旅には良い季節ですが、さあ、これから!という時になって、身の回りや家庭の状況が、遠くへの旅に出かける障害が発生しています。(個人的なことです)
このサイトの本題とは異なりますが、ショート・トリップで、今考えている、旅のスタイルの練習を比較的近いところで行いながら、不備なことがないか、試行錯誤することにしました。
赤瀬ダム自由の広場を出発ー宝慶寺いこいの森まで
直線距離約40キロメートル 下にある地図のようなルートを、あらかじめ考えました。
赤瀬ダム自由の広場を出発ー宝慶寺いこいの森まで キャンプ地からキャンプ地を険しい山(?)や林道を通るルートで構成してみました。
日本の地形を見てみると、山から海に川が流れ、渓谷や盆地、平野を構成しています。
平野や川沿いの道路は、たくさんの交通があるので、峠を越えるルートや登山道につながるルート、主に林道を活用する企画です。
生活道路ではありませんから、少人数しか見れない景色に出会える可能性もあると思っています。

今回、思い描いた全体のルートです。
平野の道路はできるだけ避けて山を越えます。

今回の旅のシミュレーションは、
石川県小松市大杉町 赤瀬ダム自由の広場を出発し福井県大野市 宝慶寺いこいの森までを平野を除いて山の中を通るルートです。
キャンプ道具を積載しているので、車でも充分に走行できるルートでの検証です。
今回のルートを少し詳細にみていきます。
赤瀬ダム自由の広場ー(県道43号線丸山加賀線)ー牛首峠ー(国道416号線)ー大日峠ー勝山

国道416号線は石川県から福井県に抜ける険しいが眺めの良いルートです。
通行止めに注意!

赤瀬ダム自由の広場から県道43号線を進路を南に取り牛首峠を目指します。
県道43号線の牛首峠付近は、急な壁を登る険しい道です。
少し広めの道路をUターンするくらいのコーナーが続きますので、注意が必要です。
県道43号線を登りきると国道416号線(牛首峠)に突き当たります

右折して、福井県勝山方面に進路をとります
国道416号線は酷道と言われていて、所々広いところもありますが、対向車とすれ違うことができない箇所も多数あるので、注意が必要です。

また、2輪車の場合は、晴れていても路面の濡れたところ、泥や砂が落ちているところがあるので、気を抜かないで走行をお願いします。
石川県と福井県の県境あたりに大日峠(新又峠)があります。

峠の福井県側には、1.5車線の小さなヘアピンカーブが連続するので、スピードに注意が必要ですよ。
大日峠(新又峠)についてのリンクです。
林道報恩寺線は観光林道?

国道416号線を抜けて、しばらく田舎道を走行します

報恩寺山有料道路入り口から入って、公衆トイレあたりに林道の入り口があります。(ちょっとわかりづらい)
林道 報恩寺線は、全線舗装されています。
しかし、落石や舗装の剥がれた所、滑りやすいところはあります。
センターラインのない狭い道路です。
川沿いを走って、途中から山を登る道路になります。
スキージャム勝山のゲレンデを横切ったり、報恩寺山、経ヶ岳の登山口があります。

途中で晴れて、見晴らしの良いところでは、
勝山の平野(上)、
大野市の平野(下)、
そして、遠くの山々が見えますよ。
日本百名山の荒島岳も見えました。

また、動物も時々見られるので、注意して走行してください。
林道を抜けると南六呂師 大野勝山線にぶつかります。
六呂師から県道34号線までは、平野と市街地を少し走ります。
キャンプをしたかったので、ここ大野市内で、買い物です。
福井県大野市は、自分のイメージでは「とんちゃん」なので、肉類を買い込みました。(越前大野の「とんちゃん」は味噌ダレですね、ビールに合います)
少し肌寒いけど、当然、缶ビールも買いました。
生物や冷たいビールはソフトクーラーバックがあると便利です。
ひとりキャンプなのでサーモスの5リッターのクーラーバッグが私のオススメです。
買い物するときは、凍ったペトボトルの飲料を一緒に買ってクーラーバッグに入れておくのが、ポップ カライエ(私)流です。
小さいので、余計な食料を買い込むことも少なくなるし、使わない時には、折り畳むことができるのも良い。
松ヶ谷宝慶寺大野線


大野市157号線ー県道34号線(松ヶ谷宝慶寺大野線)ー宝慶寺いこいの森
県道34号線に入るには、カーナビがないと少しわかりづらいかもしれません。
山に入れば、一本道なので、宝慶寺いこいの森の入り口までは、簡単にいけます。
宝慶寺いこいの森の県道34号線からの入り口は、橋を渡る手前を左に暗い森の中に入って行くような道路です。
(小さな看板がありました)
宝慶寺いこいの森に到着です。
キャンプの準備をします。
テントを立てて、荷物を下ろして、バイクを軽くします。
空は晴れていますが、目的の能楽の里牧場方面の山には少し雲が見えます。
能楽の里牧場に行ってみます。
晴れた日に、何回か能楽の里牧場に行ったことがあるのですが、視界が開けている確率は今のところ約50%の確率です。
標高が1300mくらいあるそうなので、晴れていても低い雲の中に入ってしまうようです。
林道大野池田線ー部子山線ー能楽の里牧場


林道大野池田線と部子山線
林道大野池田線は、宝慶寺いこいの森を過ぎてすぐから始まる林道です。
しばらくは、舗装路ですが、数キロ進むと砂利道のオフロードとなります。
雨水で道路が段差になっているところがありますが、普通の自動車ならば通れそうですが、今後どうなるかはわかりません。
道路は、山の斜面に作られているので、大野市内を一望できるところもあります。

林道大野池田線は、部子山線の途中に合流します。
部子山線の始点は県道175号線にあるので、オンロードバイクや池田町から能楽の里牧場には、県道175号線を使った方が良いと思います。
能楽の里牧場の天候は?
林道の途中までは、晴れていたのですが、部子山線に入ってから少し行くと雲の中に入ってしまいました、視界は数十メートルか。
能楽の里牧場で、しばらく待っていたが、霧が晴れないので、諦めてキャンプ場に戻ることにしました。

宝慶寺いこいの森で野営(キャンプ)です。
ゆったりと、焚き火でも楽しみながら、肉を焼きながらアルコールで夜はふけていきます。
夜は、外気温は15度くらいまで下がって、肌寒くなってきました。
テントに入って、寝る準備です。

旅の野営の練習のため2泊することにしました。(一泊500円薪500円X2=2000円)
2日目は、天候が曇りだったので、観光はせずに、大野市内までガゾリン補給と必要なものの買い物です。
キャンプ場の自然の中で、ゆっくりと自分の考えていることをノートに書きながら人生の洗濯です。
社会や家族の中で生活している人にとって、ひとりキャンプは、自分だけの時間、他の人には干渉されない時間、思考を中断されない時間、そんな時間ですね。

2泊目の朝、早朝に目覚めます。
テントから外を覗くと、晴れているようです。(山の谷間なので、太陽の光は入ってこないのですが)
せっかくなので、眺めの良い、林道大野池田線、部子山線を経由して能楽の里牧場までいかなければ!

早朝の、林道大野池田線の途中からの眺めです。
晴れて気持ちが良いですね。
林道には鹿の親子が数組いました。
鹿の住むところに林道ができてしまったのですね。


早朝の能楽の里牧場(標高1300m)からの眺めは写真のように、青空が見えて、とても素晴らしかったです。
山の谷間には、霧があります。(大野城の天空の城が見れたかもしれませんね)
この後、キャンプ場に戻って、朝飯に棒ラーメンを食って後片付けをして、同じ道路を通って帰路につきました。

行き当たりばったりの旅の方が、不安とワクワク感があって、本当は好きなのですが、自分の通る道を、ある程度調べて行くのも良いなと感じるようになってきました。
自分が歳をとったから、考え方や感じ方がそのようになったのかもしれません。
あらかじめ決めたルートは、無駄が少なくて、とても効率が良いということがわかりました。
その分、事前に時間をたくさん使っていますからね。
でも、林道や酷道には、通れないところがたくさんあるので、その時の対策も考えなければならないのが、めんどくさいですね。
今回の山越えルートのGoogle マップをのせておきますね
Google マップ上で林道大野池田線はまだ繋がっていなかったので、2分割になっていますが、実際には開通しています。
今回の持ち物は
リコーGR3はポケットに楽々入る180gで軽量コンパクトで大型光センサーと素早い動作は旅先でのシャッターチャンスを逃しません。
NEMOマット・パッド ゾア レギュラー ブルー 20R NM-ZR-20Rの寝心地は最高で、真冬でない限りは地面からの底冷えも伝わりません。
NEMOマット・パッド ゾア レギュラー ブルー 20R NM-ZR-20R「お気に入りのキャンプマット」のリンク
ヘリノックス(Helinox) チェア グラウンドチェア CTN 1822229は、座面が低いけれど、ものすごくリラックスできて最高です。
今回のキャンプでは、焚き火を見ていたら、いつの間にか眠ってしまいました。
寒くなって、目覚めましたが・・・・・。
ヘリノックス(Helinox) チェア グラウンドチェアについて書いたリンク
Keith チタン キャンティーン メスキット Ti3060 はツーリング途中の水分補給、焚き火でお湯を沸かしたり大活躍ですね。
軽くて丈夫で言うことなしです。
Keith チタン キャンティーン メスキット Ti3060について書いたリンク
Ripen(ライペン アライテント) ドマドームライト 1人用 は、最近お気に入りのテントです。
これに慣れると、ベストサイズですね。
持ち物も、このサイズに調整する必要はありますが。
能楽の里牧場は、私の好きな場所の一つです。
道路は狭くて運転は大変ですが、この景色を見ると許せてしまえるのが面白いです。